1. トップ
  2. エンタメ
  3. 綾瀬はるか&大悟W主演『箱の中の羊』息子の姿をしたヒューマノイドを迎えた夫婦の“温度差”がせつない本編映像

綾瀬はるか&大悟W主演『箱の中の羊』息子の姿をしたヒューマノイドを迎えた夫婦の“温度差”がせつない本編映像

  • 2026.5.14

綾瀬はるかと千鳥の大悟がダブル主演を務める『箱の中の羊』(5月29日公開)から本編映像が到着した。

【写真を見る】息子の姿をしたヒューマノイドを迎えることになる音々(綾瀬はるか)と健介(大悟)

【写真を見る】息子の姿をしたヒューマノイドを迎えることになる音々(綾瀬はるか)と健介(大悟) [c]2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
【写真を見る】息子の姿をしたヒューマノイドを迎えることになる音々(綾瀬はるか)と健介(大悟) [c]2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

本作は是枝裕和が監督と脚本を務め、少し先の未来を舞台に夫婦、そして家族の姿を描く物語。子どもを亡くした建築家の甲本音々(綾瀬)と夫で工務店の二代目社長、甲本健介(大悟)が迎え入れたのは、息子の姿をしたヒューマノイド。止まっていた家族としての時間が再び動きだした彼らを待ち受けていたのは、想像を超えた“未来”だった。

綾瀬と大悟の異色の組み合わせに、大きな注目が集まった今回のキャスティング。監督の是枝によると、綾瀬とはまた一緒に作品をやりたいと以前から構想を練っており、綾瀬の夫役として、これまで是枝作品で組んだことがない、新たな一面を引きだすキャスティングとして大悟を選んだという。音々は、亡くした息子と同じ姿をしたヒューマノイドに希望を見出し、再び“家族”の時間を取り戻そうとする。一方、健介は似て非なる「彼」をすぐには受け入れることができず距離を取ろうとする。かつては同じ喜びも悲しみも分かち合っていた二人だが、息子を亡くし、時間の流れていくなかで、お互いの心を向き合わせることが希薄になっていき、共に日々を過ごしながらも、分かち合えない心の距離が生まれている、そんな関係性が丁寧に描かれていく。

このたび解禁されたのは、甲本家にヒューマノイドの翔がやってくるシーンの本編映像。車から降りてきた翔(桒木里夢)に、音々は「おかえり、翔」と声をかけ、うれしさを隠しきれない様子で家の中へ招き入れる。その一方で、健介はどこか戸惑いをにじませた複雑な表情を浮かべる。部屋の中で、音々は翔の取扱説明書を見ながら、GPSや知的レベルの設定を一つひとつ確認していく。たくさん話しかけることでそれに応え、健やかに成長していくという設定を聞き、思わず「たまごっちやん」と指摘する健介に、音々は険しい表情で睨む。さらに音々が電源ボタンの位置や充電の表示を確かめていくなか、健介はうつむきながら「ルンバやん」とつぶやくようにツッコみ、野球の試合へ行くと言ってその場を後にしてしまう。一見すると軽口のやり取りにも見えるこのシーンだが、大悟ならではの間や言葉のニュアンスによる、悲しきユーモアが、「同じ顔」に違う感情を抱いた夫婦の埋めがたい距離と、それぞれが抱えた喪失の深さを際立てるシーンとなっている。

是枝は綾瀬と大悟の印象的なシーンについて、後半で登場する夫婦喧嘩のシーンを挙げている。その理由について「一人のトーンが変わると相手も変わってきます。衝突をどのぐらいの感情のぶつかり合いにするかはテイクごとに違うので、珍しく10テイクぐらい撮っているんです。喧嘩のシーンで初めて二人が向き合うように、それまでのシーンでは座り方も含めて横並びにするなど、なるべく二人が向き合わないようにしています」と明かす。物語が進むにつれて、夫婦の間にある感情が次第にあらわになり、二人のリアルな距離感がよりくっきりと浮かび上がっていく。積み重ねられてきたすれ違いや想いが交錯するなかで、綾瀬の繊細な表現と大悟の飾らない言葉が重なり合い、夫婦の関係性の変化が丁寧に描かれていく。

劇場公開に先駆けて解禁された本編映像で、本作の世界観に触れてみて!

文/サンクレイオ翼

元記事で読む
の記事をもっとみる