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「誕生日ケーキ、手作りしました」年上の同僚から届いたプレゼント→断れないまま部署を移った30代女性の心境

  • 2026.5.15
「誕生日ケーキ、手作りしました」年上の同僚から届いたプレゼント→断れないまま部署を移った30代女性の心境

最初はお菓子だった

新卒で入社した会社に、自分と同年代だというベテラン気取りの年上の同僚がいた。

入社直後から何かと目をかけてくれて、デスクにそっとお菓子を置いてくれるような人だった。

最初は職場の先輩らしい気遣いだと思っていた。同期もいない中で声をかけてもらえるのは、正直ありがたい部分もあった。でもそれが少しずつ変わっていったのは、入社から数ヶ月が経ったころだった。

誕生日が近づいたとき、その人は手書きのメモとともに小さな箱を差し出してきた。

「誕生日ケーキ、手作りしました」

箱の中にはスポンジに生クリームを塗った手製のケーキが入っていた。

驚きと戸惑いが同時に来た。嬉しいとは少し違う、何か重いものを渡された感覚だった。

香水、花、そして毎日のメッセージ

それ以降、贈り物はさらに続いた。

ある日は香水の小瓶、別の日には花束が届いた。

職場のデスクに花が置かれている状況が、どれほど周囲の目を引くか分からなかったわけではないはずなのに、その人は平然と持ってきた。

さらにメッセージアプリを通じた連絡も始まった。

最初は業務連絡のようなやりとりだったが、気づくと毎日こんなメッセージが届くようになっていた。

「お昼一緒に行きませんか?」

一度や二度ならまだしも、それが毎日続くようになった。

断っても翌日にはまた同じメッセージが来る。仕事の合間に通知音が鳴るたびに、ため息が出るようになっていた。

「好意を持たれているのは分かる。でもどうすればいい。」

直接断るには相手との距離が近すぎた。断ったとして翌日から職場でどんな顔をして会えばいいのか、想像するだけで息が詰まった。

相談しても消えなかった重さ

しばらく一人で抱えていたが、耐えられなくなって信頼できる別の先輩に相談した。

その後、何らかの形で間に入ってもらったようで、贈り物もメッセージも来なくなった。問題は表向き解決した形になった。

でも職場に行くと、その人と廊下ですれ違う場面がある。エレベーターが一緒になる朝がある。ランチ時間に食堂で視線を感じることがある。解決したはずなのに、気まずさはむしろそこから始まった。

居心地の悪さが積もって、結局別の部署に異動することにした。望んでそこに来たわけではなく、追い出されるように移った。

悪いことをしたのは向こうのはずなのに、動いたのは自分だった。

その理不尽さがずっとモヤモヤとして残っている。相談して正解だったとは思う。でも、なぜ自分が場所を変えなければならなかったのか、今でも答えが出ない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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