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“風呂キャン”したっていい? セレブも実践する洗いすぎないボディケア事情

  • 2026.5.7
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常にクリーンな状態でいるために、私たちは本当に毎日シャワーを浴びる必要があるのだろうか。世間の常識に逆行するように、セレーナ・ゴメスのパートナーのベニー・ブランコをはじめ、一部のセレブリティたちがこの古くからの議論に再び火をつけている。しかし、肌のプロフェッショナルたちはこの問題についてどう考えているのだろうか。

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セレブリティを巡るゴシップにおいて、ベニー・ブランコは主に2つのことで知られている。ひとつはパートナーであるセレーナ・ゴメスの存在、そしてもうひとつは彼自身の衛生観念だ。ケイティ・ペリーの『I Kissed A Girl』やジャスティン・ビーバーの『Love Yourself』といった特大ヒット曲を手がけてきた名プロデューサーであるにもかかわらず、メディアで最も話題をさらうのは「シャワーとのつき合い方」についてなのだ。彼は雑誌『Interview』でこう語っている。「毎日シャワーを浴びるわけじゃないけれどいざ浴びるときは、それだけの価値がある特別なことのように感じるんだ」と。

実はハリウッドにおいて、こうした告白は決して珍しいものではない。テイラー・スウィフトからアシュトン・カッチャー、ミラ・クニスに至るまで、多くのセレブリティが簡単な部分洗いで済ませたりシャワーの頻度を意図的に減らしたりと、よりミニマルな衛生習慣を公言しているのだ。

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他人のライフスタイルは、しばしば自身の習慣を映し出す鏡となる。それゆえ、こうした発言は必然的に議論を巻き起こすことになる。朝晩と1日2回のシャワーを欠かさず、自分こそが優等生だと胸を張る人々がいる一方で、「夜はあまり汗をかかないから」あるいは「自分はそこまで体臭がないタイプだから」と、おどおどと弁明に追われる人々もいる。まるで、シャワーを1回スキップすることが、即座に不潔の烙印を押されることであるかのように。

なぜ毎日シャワーを浴びないことはタブー視されるのか

毎日シャワーを浴びないという選択が未だに違和感をもたらす理由は、それが私たちの意識に深く刷り込まれた規範に逆行するからだ。欧米において、毎日のシャワーは単なる衛生管理にとどまらず、ひとつの文化的なルーティンとして確立されている。そしてそれは、長年にわたる公衆衛生の啓蒙や、ボディウォッシュ製品の巧みなマーケティングによって煽られてきた歴史がある。いつしか「清潔さ・心地よい香り・健康」という概念は見事に混同され、この日課から少しでも外れることはほとんどタブーのように扱われるまでになった。

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しかし、専門家の見解は少し異なるようだ。フランスの健康情報誌『Santé Magazine』のインタビューにおいて、皮膚科医のハナネ・シャフーブ氏はこう明言している。

「基本として、全身のシャワーは週に3回もあれば十分です。むしろ、肌のマイクロバイオーム(常在菌叢)や皮脂膜を守り、乾燥から肌を遠ざけるためには毎日洗わないことのほうが理にかなっている場合も多いのです」

ベニー・ブランコの持論はすべて正解なのか

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とはいえ、ベニーの主張が正しいかといえばそうとも言い切れない。全身を毎日洗う必要はないにせよ、脇の下、デリケートゾーン、足といった特定のパーツに関しては日々のこまめなケアが不可欠だからだ。

また、状況によっては当然、より徹底した衛生管理が必要になってくる。日常的なスポーツや多量の発汗、大気汚染や埃への曝露があった日はもちろん、オイリー肌やニキビ、脂漏性皮膚炎などのトラブルを抱えやすい肌質の人もそれに該当する。ほかにも、厳しい暑さが続く時期や感染症の治療中、他者と頻繁にパーソナルスペースを共有する環境にいる場合などは毎日のシャワーをためらう理由はない。

大切なのは毎日全身を洗わなければならないという強迫観念を手放し、その日の肌状態に合わせて柔軟に選択していく。画一的なルールに縛られず、自分の肌にとっての最適解を見極める姿勢が求められている。

Realization : Elisa Casson Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI
出典:ELLE FR

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