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「養育費がもらえなくても」は子どもの権利を奪うこと? 離婚時に気をつけたい、子どもにまつわるお金や身の回りの話【離婚カウンセラーインタビュー】

  • 2026.5.5

【漫画】本編を読む

50歳を前に、妻から離婚届を突きつけられた主人公・ケンジ。自分の何がダメだったのかわからない…。そんな傷心の彼が出会ったのは「時間を操れる能力」を持つ青年だった。青年の力を借りてタイムリープしたケンジは、家族との過去をやり直すべく奮闘する。はたしてケンジは家族の関係を修復し、離婚を回避できるのか。

『離婚リセット 妻から別れを切り出された夫』(丸田マノ/KADOKAWA)は、家族の在り方を描くリアルパラドックスコミックだ。夫が家族とやり直せる可能性は? 妻が求めていることは何? 本作の夫婦を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、離婚にまつわるお話を伺った。

――本作では「養育費がもらえなかったとしても とにかく離婚したい」という妻の意思の強さが印象的でした。離婚の際、養育費についてはどう考えるといいでしょうか。

小泉道子さん(以下、小泉):本作のように養育費を放棄することは、スピード解決のための交渉のカードにはなるかもしれません。ただし、養育費を受け取る権利は子どもにもあります。子ども自身の権利を守るために、本来ならば親同士でしっかりと養育費の支払いを取り決めることが重要です。

離婚を急ぐあまりその話し合いが疎かになってしまったり、親同士の感情や都合だけで「いらない」と決めてしまったりすることは少し待ってもらいたいと思います。

――離婚を子どもに伝えるとき、どのように話せばよいでしょうか。本作の子どもたちはすでに思春期を迎えていますが、年齢によって伝え方は変わりますか?

小泉:年齢によって大きく異なります。小さい子どもには「パパとママは一緒にいるとけんかしてしまうので、けんかしないように離れて暮らすよ」程度の説明がいいと思いますが、年齢が大きくなってくると、離婚理由などをある程度話さないと納得できないことも多くなってきます。

お子さんの性格もさまざまですし、離婚理由によってもどこまで説明するかの正解はありません。しかしどの場合も、感情を交えず(自分の言い分を交えず)、事実を淡々と説明するのがいいでしょう。

取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)

「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。

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