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「実家が農家って恥ずかしくない?」と婚約者の家族→婚約者が取った行動に涙が止まらない

  • 2026.5.4
ハウコレ

結婚を控え、初めて彼のご両親に挨拶に伺った日のことです。緊張しながらも精一杯の笑顔で臨んだ食卓で、義母から投げかけられた一言に、私は返す言葉を失いました。

初めての挨拶

付き合って2年。プロポーズを受けた翌月、彼のご実家へ正式に挨拶に伺うことになりました。私の実家は新潟で代々続く農家です。胸を張れる仕事だと思っていますが、彼の家は都内で会社を経営しており、「釣り合わないと思われたらどうしよう」という不安は拭えませんでした。

当日、手土産に実家で作ったお米を持参しました。彼が勧めてくれたからです。玄関で迎えてくれた義父は穏やかな方でしたが、義母は私の服装を上から下まで見つめたあと、薄く微笑んだだけでした。

食卓で投げられた言葉

食事が始まり、義母に「ご実家はどちらでしたっけ」と聞かれたので「新潟で農家をしております」と答えると、一瞬の沈黙。義母は箸を置いて、まっすぐ私を見ました。

「実家が農家って恥ずかしくない?」

耳を疑いました。義母は続けます。「うちの息子には、もう少しふさわしい家柄の方がいると思ってたの」。喉の奥がきゅっと詰まり、膝の上で拳を握りしめるのが精一杯でした。

彼が立ち上がった瞬間

「母さん」。低く、けれどはっきりした声でした。彼は箸を置き、背筋を伸ばして義母を見ました。「彼女の実家を馬鹿にするなら、俺たちは帰る」。

義母が何か言いかけましたが、彼は続けました。「あの人たちが毎日どれだけ丁寧に仕事をしてるか、母さんは知らないだろ。俺は知ってる」。

その言葉に涙がこぼれました。彼が私の手を取り「行こう」と立ち上がったとき、握られた手のひらが少しだけ震えていることに気づきました。

そして...

車に乗り込んだあと、彼は「ごめん」とだけ言いました。「謝らないで」と返すのが精一杯でした。恥ずかしいと言われた実家のことを、こんなにまっすぐ守ってくれる人がいる。それだけで、私の中の不安が少しずつ溶けていくのを感じました。

帰り道、彼が「あのお米、本当においしいんだよな」とぽつりと言いました。その横顔を見て、この人を選んでよかったと、心の底から思いました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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