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グルマン温故知新:吉祥寺〈SUIKA〉食いしん坊の街で、道行く人の胃袋を掴む

  • 2026.5.5
SUIKAの点心あれこれ

SUIKA(吉祥寺)

食いしん坊の街で、道行く人の胃袋を掴(つか)む

吉祥寺は五日市街道沿い。店の前に置かれた大きな紹興酒の甕(かめ)が目印。自動ドアが開くと、すぐに4席のカウンター。「おー、小さな店舗だな」と思うなかれ。奥に進むとテーブル席がいくつも並ぶ。

入口すぐの手狭なキッチンで鍋を振るうのは、中華一筋の関根明彦シェフ。37年点心を極めてきた。町中華のような店構えにもかかわらず、海老ニラ焼きまんじゅうや小籠包、ハムスイコー(咸水角)、大根餅など、繊細な点心がオンメニュー。もちろん、海老マヨや四川麻婆豆腐、黒酢酢豚など、「そうそう、これも食べたかった」な一品料理もちゃんとある。

SUIKAの点心あれこれ
右上から時計回りに、「エビの存在感を意識した」海老ワンタン醤油3個900円、水でこねた粉と湯でこねた粉を合わせた皮で豚肉あんを包んだ小籠包2個600円、青菜をたっぷり加えた水餃子3個780円(青菜は季節によって替わる。焼き餃子とは皮を変えている)、名物点心の海老ニラ焼きまんじゅう2個600円。
黒酢酢豚
豚バラ肉を軟らかくなるまで蒸し、片栗粉をつけて表面がカリッとするまで揚げる。黒酢と少しのケチャップ、赤酢で作ったとろとろのあんを絡ませ、カリカリの表面ととろりと軟らかい豚肉の食感を楽しむ。1,680円。
葱叉焼麺
自家製チャーシューの細切りとたっぷりのネギを和え、麺の上にのせて。おいしくて品のいい醤油味のスープ、麺、ネギのバランスがよく、するすると胃袋に収まる。1,180円。軽いので併せてチャーハンも注文したくなる。

実はこの店、熟練のシェフが十分なキャリアを引っ提げて開いた初めての独立店。休日には、とんでもない仕込みの量をたった一人でこなす。今は息子が手伝える夜のみの営業だが、いずれランチもできたら、とシェフ。レストラン激戦区・吉祥寺で、頭一つ抜け出しそうだ。

SUIKAのオーナー関根さん
点心で数々の受賞歴がある関根シェフ。段取りよく素早く注文をこなす。
SUIKAの店内
不思議な段差の先には、テーブル席がいくつも並ぶ。

Information

SUIKA

JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から徒歩5分。2026年2月5日オープン。前菜は紹興酒漬けクリームチーズ580円、四川よだれ鶏880円、手羽先醤油香煮3本680円、スペアリブ四川炒め1,680円、叉焼炒飯1,280円、デザートの胡麻団子2個580円。ジャスミンハイ、レモンサワー各650円。中国茶に焼酎、日本酒なども揃う。

〈すいか〉
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-38-4 パール吉祥寺|地図
TEL:080-6189-6218
営:17時〜22時
休:月曜・火曜
¥:生ビール600円〜、紹興酒グラス700円〜、グラスワイン700円〜。点心はハムスイコー2個580円、焼き餃子3個600円など。
席:カウンター4席、テーブル16席。

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