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過激なのは量だけではない。胃袋を掴んで離さない、東京のエクストリームラーメン6選

  • 2025.12.10
杉並〈味噌っ子 ふっく〉担々麺、三鷹〈YOKOHAMA中華そばかみ山〉ラーメン、蒲田〈玉川屋酒店〉皿台湾
BRUTUS

エクストリームラーメンの世界へようこそ!

私は元来カタい酒を飲ませてくれる大衆居酒屋、シーシャ屋、ほこりとカビで溢れ返るレコード屋などに生息しているタイプのナードな人間で、どう考えてもこの企画の選者として場違いなのでは?と思ったのだが、エクストリームさについて語ってくださいと言われて即筆をとってみればあっという間に本文600字の指定を軽く超えていきそうな勢いで前段の文章を書いている。

やれやれ、四十路も見えてきたミドルエイジの本気のエクストリームラーメン生活を明らかにしていこうと思う。老いて体力も落ち、胃腸のもたれ、肩の痛み、その他諸々の体の不具合も出て、私はすっかり食べる量も減ってきた。おまけにそれらが原因で余計に遠出もしなくなった。某大盛り系ラーメングループでも小サイズを頼むようになってしまった現状を数年前の自分が見たら泣くだろうな、と思うほどの体たらくである。

そんな私でも、店としての存在感、味の強さ、クセの強さがエクストリームな店はいくらでもご紹介可能だ。量が食べられなければ個性を楽しめばいいじゃない!そもそもエクストリームラーメンって何?って……。そう、「過激」なのは量だけではないのだ。

屈強な個性、行列の人数、何よりも大切なのはもちろん味よ。私、キリヲが自信を持っておすすめする店舗をご紹介……え?それにしてもエリアが偏っていないか、って?まあいいじゃないか、だって私、その昔はフロムムサシノと名乗ってたくらいなのだから……。

杉並〈味噌っ子 ふっく〉担々麺
味噌っこ ふっく  「東京で最も人気の味噌ラーメン店の一つ」と言っても過言ではない人気店。強いようでまろやかで、まろやかなようで芯のある味わい。老若男女問わず堪能できるその味わいは、行列の顔ぶれを見てわかる通り。辛味噌ラーメンと担々麺でローテーションを組むのがおすすめ。住所:杉並区上荻2-40-11
三鷹〈中華そば みたか〉油そば
中華そば みたか 「東京で最も歴史のあるラーメン店の遺伝子を継ぐ店」と言われる実力店。そのエクストリームぶりは、店内ビール率の高さと味に締まりを出す「白い粉」、そして店主の物腰の柔らかさとその奥に秘めた豪快さにある。焼豚皿と赤星で喉を潤しつつ、油そばを大盛りで頼みたい。住所:三鷹市下連雀3-27-9 B1
三鷹〈YOKOHAMA中華そばかみ山〉ラーメン
YOKOHAMA中華そばかみ山 この店の経堂→三鷹台への電撃移転は東京ラーメン業界2024年夏最大のニュースとも。確かな中華料理センスで作られたサンマーメンはもちろんのこと、破壊力抜群の肉ニラスタミナ麺で武蔵野エリアのラーメン好きの胃袋を掴(つか)んで離さない。平日限定メニューも注目。住所:三鷹市井の頭2-7-6 1F
立川〈元祖一条流がんこラーメンたま館分店〉ラーメン
元祖一条流がんこラーメンたま館分店 立川は商業都市として映画館や商業施設・娯楽に溢れ、IKEAも歩いて行けるファミリー向けな街だが、一方では競馬・競輪・サブカルチャーの街。WINS立川の北側に鎮座するフードコート、たま館でひときわ異彩を放つこの店でぜひ、濁りスープを味わってほしい。住所:立川市錦町1-2-16
西東京〈ラーメンチョップ〉ラーメン
ラーメンチョップ 2025年現在、創業3年目にして家系ラーメンの西東京エリア代表の風格を漂わせる今、勢いのあるラーメン店の一つ。圧倒的な旨味、圧倒的なライスの量、黒々とした海苔(のり)も厚めと嬉しいボリューム感。未就学児向けお子様ラーメン300円もあり子供連れにも優しい。住所:西東京市保谷町5-8-15
蒲田〈玉川屋酒店〉皿台湾
玉川屋酒店 ラーメン屋、中華屋で飲むビールは苦しい人生におけるご褒美のようなもの。人気メニューのチャーハンはもちろん、汁なし台湾ラーメンこと「皿台湾」は格別のおいしさ。皿台湾とチャーハン、チャーシューを添えてビールを飲みまくるさまこそがエクストリームと言えるだろう。住所:大田区西蒲田7-34-1

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ケイキリヲ(ラーメンインスタグラマー)

「強い」見た目や量のラーメンが好き。ラーメンの年間杯数は意識的に300杯以内にとどめている。クラフトビール業界でフード提供イベント『キリヲ飯』を定期的に開催する。

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