1. トップ
  2. 恋愛
  3. <我が家のこいのぼり>は少し変!?──きっかけは息子のやさしい一言

<我が家のこいのぼり>は少し変!?──きっかけは息子のやさしい一言

  • 2026.5.2

祖父母の家のこいのぼりを見た幼稚園児の息子が、ふと抱いた疑問。筆者が見た、子どもらしい優しさから生まれたエピソードです。

画像: <我が家のこいのぼり>は少し変!?──きっかけは息子のやさしい一言

祖父母の家の大きなこいのぼり

田舎にある祖父母の家には、今では珍しい大きなこいのぼりがあります。
広い庭では風が吹くたび、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎ、その姿を見ると「もうすぐ子どもの日なんだな」と感じるのが毎年の楽しみでした。
青空の下で揺れる大きなこいのぼりは迫力があり、子どもたちも嬉しそうに見上げていました。

当たり前だと思っていたけれど

こいのぼりは、大きいものから順番に並ぶのが当たり前。
一番上には大きな黒いこい、その下に赤や青の少し小さなこいが続きます。私はそれを見て育ってきたので、特に疑問に思ったことはありませんでした。でも、幼稚園に通う息子には、その順番がどうしても不思議だったようです。

息子のやさしい言葉

こいのぼりを見上げながら、息子がぽつりと言いました。
「小さい子に優しくしてあげないとかわいそう」
どうやら息子には、大きなこいのぼりが上にいて、小さなこいのぼりが下にいることが“かわいそう”に見えたようなのです。
その言葉を聞いた瞬間、思わず笑ってしまいましたが、同時に子どもらしい優しさを感じ、胸が温かくなりました。

わが家だけのこいのぼり

それ以来、わが家のこいのぼりは順番が逆になりました。
いちばん上には、小さなこいのぼり。下へいくほど大きなこいのぼりが並びます。普通とは少し違う並び方だけれど、息子は満足そうな顔で見上げていました。
青空の中で、一番上を小さなこいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐ姿を見るたびに、あのときの息子の優しいひと言を思い出します。今ではそれが、わが家らしいこいのぼりの形になっています。

【体験者:40代、筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:M.Noda
家族との何気ない日々や子育ての経験が「誰かの力になれば」とライター活動をスタート。事務職で培った「正確さ」と、主婦・母としての「リアルな視点」を武器に、家族や義実家、人間関係の悩みに向き合う。自身の体験をベースにした共感度の高いエピソードを大切に、読者の心にそっと寄り添うコラムを執筆中。

元記事で読む
の記事をもっとみる