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夫の不倫相手に慰謝料を請求したら悪者になっていた!? SNSによって事実が捻じ曲げられた状況にサレ妻はどう立ち向かうのか?【書評】

  • 2026.4.28

【漫画】本編を読む

SNSはコミュニケーションツールとして現代社会に不可欠となったが、誹謗中傷や誤情報の発信と拡散など、ときに人の人生を左右するほどのトラブルを引き起こすリスクを持ちあわせている。『【悲報】浮気女に慰謝料請求したら友達まで失いました』(山吹いろ:原作、ともを:漫画/KADOKAWA)は、夫の不倫相手から根も葉もないことを発信され、人間関係を壊されてしまった女性を描いたコミックだ。

亜里沙と夫との出会いは大学時代。憧れていた彼から告白されて交際し、その6年後に結婚した。子どもにも恵まれ幸せな生活を送っていたある日、大学の後輩から結婚式の招待状が夫婦宛に届き、ふたりで出席する。実家に子どもを預けていた亜里沙は先に帰宅し、二次会には夫だけが出席した。その後、夫の残業や飲み会が多くなり、知らぬ間に貯金が激減していた。夫を怪しんだ亜里沙は興信所に駆け込むと、夫とあの日の結婚式で再会した後輩女性との不倫が発覚する。夫は素直に罪を認めて謝罪。亜里沙は彼をもう一度信じることにするが、不倫相手の後輩に慰謝料を請求する。そして数日後、しばらく連絡を取っていなかった大学の友人から突然、「後輩に謝ったほうがいい」という驚くべき内容のメッセージが届く。後輩がSNSで、亜里沙のことを美人局として中傷を繰り返していることを知るのだった。

本作は不倫断罪の物語ではなく、悪意を持った人間によって使われるSNSの恐ろしさを伝える作品だ。当事者の一方だけから発せられた言葉によって「亜里沙が悪」という誤った認識が拡散してしまった状況は、現実社会でも多いことだろう。

リスクをはらんでいるSNSを利用している以上、「何かがある」という危機意識は持っておくべきだ。そしてSNSという場ではつい感情的になってしまいがちだが、亜里沙のあくまで冷静な対応をする姿は学びが多い。トラブルに巻き込まれたとき、亜里沙の姿は大いに参考になるはずだ。

文=西改

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