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目黒蓮、汗びっしょりの挑戦『SAKAMOTO DAYS』“140kgとスマート”2つの坂本で切り拓いた新たな自分「これまでにない自信に出会えた」

  • 2026.4.28

誠実な歩みと野心的な挑戦を重ね、観る者を魅了し続けているSnow Manの目黒蓮。週刊少年ジャンプで連載中の大ヒットコミックを実写化した『SAKAMOTO DAYS』(4月29日公開)では、最強の元殺し屋・坂本太郎として、推定体重140kgのふくよかな坂本と、急激に痩せ細るスマートな坂本という“二面性”を鮮やかに体現。大胆な試みに踏み出した役柄で、観客を大いに楽しませてくれる。ふくよかな坂本でのアクションは「未知の世界だった」と言う彼。福田雄一監督のもと、飛び込んだ笑いの世界。二面性を活かしたド迫力アクションの秘密など、目黒がいまの充実感と共に語った。

【写真を見る】「新しい自分とこれまでにない自信に出会えた」という目黒蓮。輝く笑顔を撮り下ろし!

「やりたいもの、興味のあるものが凝縮された作品」

本作の主人公となるのは、すべての悪党が恐れる凄腕の殺し屋だった、坂本太郎。坂本はある日コンビニで働く葵(上戸彩)に一目惚れをして、あっさり殺し屋を引退。娘の誕生を経てすっかりふくよかな体型となった坂本は個人商店を営んでいたが、そこに悪党が迫り来る。坂本は愛する家族との平和な日常を守るため、次々と襲いかかる敵に挑んでいく――。

最強の殺し屋・坂本太郎として、アクション&コメディにチャレンジ! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
最強の殺し屋・坂本太郎として、アクション&コメディにチャレンジ! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

シリアスで重厚な作品に参加することも多かった目黒は、これまで「観てくださる方に“なにか伝えたい”と、誰かのために挑むことが多かった」ものの、本作は「自分のために出演したいと思った」という。

「お話をいただく前から、『SAKAMOTO DAYS』が大好きでした。原作の1、2巻が出たくらいから、『ものすごくおもしろいな』と思いながら読んでいたんです。まさか自分が実写で坂本を演じさせていただける日がくるなんて、1ミリも思ってもいませんでした」と原作ファンとしての想いをあふれさせ、「アクションに興味があり、突き詰めていきたいと思っている分野でした。さらにコメディにも挑戦してみたいという気持ちがあったので、『SAKAMOTO DAYS』は自分のやりたいもの、興味があるものが凝縮されている作品。だからこそ、自分のために出演したいと思いました」と力強く語る。

坂本のことを慕うシン役を、高橋文哉が演じる [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
坂本のことを慕うシン役を、高橋文哉が演じる [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

坂本は特異なキャラクターであるだけに、Snow Manのメンバーも全員、目を丸くしていたそうで、「『SAKAMOTO DAYS』が実写化されるという驚きと、坂本というキャラクターを僕が演じさせていただくという衝撃。みんな『マジか!すごいな!』と驚きながら、すごく喜んでくれました」とにっこり。

坂本というキャラクターの魅力について、「家族の前で見せる表情と、外で見せる圧倒的な強さ。そのギャップがすごくステキ」だと熱っぽく話し、「原作がすごく好きで、リスペクトがあるからこそ、僕と同じように原作を好きな方にもしっかりと届くような作品にしたいと思いました。また原作を読んだことがないという方にも、僕が原作を読んだ時のようなおもしろさがスクリーンを通して伝わるといいなと思いますし、生身の人間が動いているからこそのよさも出せるよう、幅広い方に喜んでいただける作品にしたいと感じていました」と、強い意気込みと共に撮影に臨んでいたことを明かす。そしてコメディの名手として知られる福田監督とのタッグも、「ウキウキ、ワクワクでした」と大きな喜びとなった。

「ふくよかな姿でのアクションは未知の世界。ワクワクしました」

“家族と過ごすうちに推定体重140kgのふくよかボディになった坂本”と、“本気モードになるとカロリーが大量消費され、急激に痩せ細るスマートな坂本”のどちらも目黒が演じ、キレキレのアクションを披露している。目黒がふくよかな坂本に扮したビジュアルが解禁になるとSNSでも大きな話題を呼んだが、特殊メイクを施してふくよかな坂本を演じるという企画を聞いた際には、彼自身も「ふくよかな姿で、どこまで戦えるのだろうか。未知の世界だなと思いました」と興奮を覚えたと打ち明ける。

目黒蓮、推定体重140kgのふくよかな坂本に変身! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
目黒蓮、推定体重140kgのふくよかな坂本に変身! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

その世界へと向かうためにはアクション練習にも励み、「どうなるかわからないので、とにかく自分のやれることは“練習をしまくる”ということ。ひたすら練習をしていました」とストイックな姿勢を吐露。伝説の殺し屋を演じるうえで必要だったのは、スピード感と打撃力だったそうで「アクション練習は、まずしっかりと基礎をやりつつ、スピード感を出してマットを殴ったり、腰を乗せて蹴りを繰り出したり。連打する場面も多いので、ひたすらマットを殴り続けたりもしていました。そうしたらある日、皮が剥けてしまって拳から血が出てしまって。その瞬間は一生懸命やっていてわからなかったんですが、気をつけなければいけないなと思いました」と語る。

毎日、約4時間に及ぶ特殊メイクを経て、ふくよかな坂本に変身した。目黒は「徐々に坂本が出来上がっていく。その過程を見ているのも、とても楽しかったです。初めてふくよかな坂本になった姿を目の当たりにした時は、すごくおもしろくて。たくさん写真を撮ってしまいました」と笑顔。「クランクイン初日、最初のシーンから早速、ふくよかな坂本のシーンだったんです。午前中はすべて特殊メイクのために時間を使い、午後からようやくその姿になれて。特殊メイクのチームの皆さんも、『ここまでの特殊メイクをしたことはない』とおっしゃっていました」と、スタッフにとっても前人未到の領域だったのだとか。

坂本が愛する妻・葵を演じるのは、上戸彩 [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
坂本が愛する妻・葵を演じるのは、上戸彩 [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

「自分が頑張って、実際に太って演じたらどうなるかなと思ったりもしたんですが、今回は痩せているほうも演じなければいけないので…」と笑いながら、「ふくよかな姿でのワイヤーアクションもあるし、すべてにおいて未知。撮影前から特殊メイクのリハーサルをしたり、ボディについても改良を続けていきました。スタッフの方々も『これはどうなるんだろう』と、みんなで一緒に未知なるものと戦っていた感覚があります。問題が出てくると、それに対してどうやって攻略するか、改善していくのかと、一つ一つ取り組んでいく感じですね。実際に撮影が始まってみると、出てくる汗の量も想定外のものだったり、予想外のこともたくさん出てきます。プロ集団の皆さんのお力を借りながら未知の世界に挑んでいく時間は、ものすごくワクワクするものでした」とチーム一丸となった撮影を思い出しながら、「毎日、汗だくでしたが、ものすごくやりがいがあって、本当に楽しかったです」と感無量の面持ちを見せる。

とりわけ苦労したのは「重心が低い位置でのアクション」だという。「ふくよかな坂本はお腹が出ているので、しゃがんだ時にもお腹がぽっこりとしていて。重心を下にしながら、どれくらいスピード感を出せるのかという難しさも感じました。何回かやり直すカットもありましたが、悔しさをバネに『絶対に行けるぞ!』と気合を入れてトライして」と奮闘しながらアクションの楽しさも噛み締め、「これからもいろいろなアクションにチャレンジしたいなと思いました。いつでも動ける自分でいたい」とさらなる意欲をのぞかせていた。

「アクションと同じくらい、コメディも汗だく!」

【写真を見る】「新しい自分とこれまでにない自信に出会えた」という目黒蓮。輝く笑顔を撮り下ろし! 撮影/河内彩 ヘアメイク/宮川朋子(est un) スタイリスト/金順華
【写真を見る】「新しい自分とこれまでにない自信に出会えた」という目黒蓮。輝く笑顔を撮り下ろし! 撮影/河内彩 ヘアメイク/宮川朋子(est un) スタイリスト/金順華

「ここまでのアクションに挑戦したのは初めてで、新しい自分とこれまでにない自信に出会えた。これだけのものを背負ってアクションをやったとしたら、生身の自分だったらどれくらい動けるだろうかという自信にもつながりました」と幸福感をにじませた目黒。そんな彼がアクションと同じくらい「汗をかいた」というのが、「挑戦してみたいと思っていた」コメディの部分だ。

撮影初日から福田組らしい撮影を味わったというが、「笑いをこらえるのが大変だったシーンもたくさんある」と告白。「アクションも笑いも、スクリーンを通して観客の皆さんに届けるためには全力。観てくれる方を笑わせるためには、全力でやらないとコメディとして成立しないんだと思いました」と発見も多かったといい、「福田監督のなかで『このシーンは、こういうイメージで』とお伝えいただきながら、そこにさらに自分でもいろいろ足していきたいなと思って。監督とは、よく話し合いをしていました」と、タッグの充実ぶりをうかがわせた。笑いを起こすコツについては「自分のなかでは、『よし、これは笑ってもらえるだろう』という感覚はなくて。真剣に、一生懸命にやるしかない。観に来てくださった皆さんが、笑ってくれたらいいなと。皆さんが笑ってくれた後に、自信がついてくるかもしれない」と期待を膨らませる。

個性的なキャラクターがズラリ登場! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
個性的なキャラクターがズラリ登場! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

やりたいものが詰まった作品で、主演を果たした。共演者にも個性豊かな面々が顔を揃えたが、座長として心がけていたことはあるだろうか?

目黒は、「ふくよかな坂本になっている時は、皆さんとコミュニケーションを取るのがなかなか難しくて」と苦笑い。「とんでもない量の汗が出るんですが、汗が出過ぎると特殊メイクが取れて撮影ができなくなってしまう。本番以外の時間は、“どれだけ汗をかかないか”ということが大事でした。対策として、特殊メイクのボディの下、僕の皮膚に触れるところに氷水を流す装置を用意していただいて。僕はいつも、撮影の合間や休憩時間もなるべく現場にいたいタイプなんですが、今回は特殊メイクが取れてしまったら皆さんにご迷惑がかかってしまうので、一回、一回、その装置のところに戻るようにしていました。ひたすら『汗、ひけ!』と思っていました」と撮影の合間もこれまでにはない時間を過ごし、「その分、スマートな坂本の時に皆さんとお話できたらいいなと思っていました」と振り返る。

「文哉くんとだからこそ、坂本とシンの関係性を築けた」

Snow Manのメンバーに、家族のような温かさや絆を感じる瞬間は? 撮影/河内彩 ヘアメイク/宮川朋子(est un) スタイリスト/金順華
Snow Manのメンバーに、家族のような温かさや絆を感じる瞬間は? 撮影/河内彩 ヘアメイク/宮川朋子(est un) スタイリスト/金順華

坂本の妻、葵を演じたのは上戸彩。目黒は「ふくよかな坂本の時にはメイクが取れてしまうといけないので、あまり喋ることができないんですが、上戸さんがその状況をおもしろがって僕にすごく話しかけてきて」と思わず吹き出しながら、「僕は『笑わせないでもらっていいですか』と答えたりと、その場をいつも和ませてくれました。本当に気さくな方なんです」と感謝しきり。「葵との掛け合いは、おもしろいシーンがたくさんありました。坂本を含め数人が葵に怒られるシーンなど、上戸さんのお芝居も振り切っていて。すごく楽しい場面になっています」とアピールする。

坂本&シンによる、キレキレのアクションも見どころ! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
坂本&シンによる、キレキレのアクションも見どころ! [c]鈴木祐斗/集英社 [c]2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

坂本のよき相棒となるシンを演じた高橋文哉とも最高の絆を育み、「『SAKAMOTO DAYS』において、坂本とシンの関係性はとても大きなもの。文哉くんとだからこそ、アクションでもお互いの呼吸やテンポを合わせることができたと感じています。文哉くんには相手に合わせる力があり、隅々まで周りの状況を見て、把握する力がある。そして、とても真面目でしっかりした方なんです。文哉くんとだからこそ、本作における坂本とシンの関係性を築けた。一緒にやれて、ものすごくうれしかったです」と全幅の信頼を寄せる。

「坂本は、葵と出会って“ノーキル”をモットーに生きるようになった。それからは“家族が第一”という考えで生きている。そういう男性は、僕も魅力的だと思います」と坂本に愛情を傾けた目黒。そんな支えとなる存在の大切さを語る目黒に、Snow Manのメンバーに家族のような温かさや絆を感じる瞬間について聞いてみると、「いつも笑わせてくれるので」と回答。「たとえば佐久間(大介)くんとは、『オレがお前を笑わせるよ』『いや、オレもお前を笑わせるよ』みたいなやり取りをすることもあります。僕は絶対に勝てないんですけど」と微笑みながら、「佐久間くんって、夜中であろうとなんであろうとテンションが変わらないんです。いつも笑わせてもらって、元気をもらっています」とメンバーの存在が元気の源にもなっていると話していた。

取材・文/成田おり枝

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