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飾りは掃除の邪魔ではない!インテリアコーディネーターが実践する「たった一輪」でテーブルを落ち着かせる方法

  • 2026.5.27
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画像:ライター撮影

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

「掃除を終えてテーブルの上をすべて片付けたのに、なぜか心が満たされない」
「シンプルを目指して『何もない状態』をつくったはずなのに、部屋を見渡すとどこか冷たく、殺風景」

そんな経験はありませんか。その違和感の正体は、あなたのセンスの問題ではなく、脳の仕組みにあるかもしれません。

今日から必要なのは、物をもっと減らすことではなく、「お気に入りの一点だけを選ぶ」という発想の転換です。

グラス一杯のミントが、空気を変えた

かつての私は、ちょっとしたミニマリストでした。

ダイニングテーブルの上はいつもチリひとつなく、美しい木目だけが広がる状態をキープしていたのです。

でも、正直に話すと、そのテーブルに座るたびに「殺風景だな」と感じてもいました。

ある日、キッチンにあった小さなグラスに、ベランダで育てていたスペアミントを一枝挿して、テーブルの上にそっと置いてみました。

たったそれだけで、静かすぎた空間に穏やかさが生まれ、不思議と安堵したのを覚えています。

ミニマルが好きなはずの自分が、テーブルに物が「増えた」ことにほっとしたのです。

なぜ「たった一点」で落ち着くのか

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画像:ライター撮影

なぜ、ミニマリストだった私が、ミントにほっとしたのでしょうか。

「何もない」は、脳にとってストレス?

じつは、人は何もない広大な空間や平滑な面に対して、本能的に「警戒心」を抱く傾向があるといわれています。情報のまったくない空間は、脳にとって「予測不能な事態が起こるかもしれない不気味な場所」と解釈されるのです。

かつての私の「何も置かれていないテーブル」は、脳にとって情報不足による緊張を強いる状態だったのでしょう。まるで、電波を探し続けているスマホのように。

そこにミントが静かに置かれたことで、脳はようやく探索モードを止めて、リラックスできたのです。

視線を導く「フォーカルポイント」の魔法

インテリアコーディネートには、「フォーカルポイント(視線の焦点)」という考え方があります。空間のなかに意図的に視線が集まるポイントを1つつくることで、インテリアのグレードをぐっと引き上げる手法です。

ホテルのラウンジが心地よいのは、目線の先に「意図された花やアート」が置かれているから。

生活感という「ノイズ」と、意図して置かれた植物が発する「美学」は、まったく別のものなのです。テーブルの上の植物も、このフォーカルポイントの役割を果たしています。

今日からできる「一輪挿し」の始め方

「私も、テーブルに植物を飾ってみたいけど、どうすれば?」と思った方へ。

安心してください。センスに自信がなくても大丈夫です。次の3ステップで始められます。

1. 植物を選ぶ

好きで育てている植物なら、なんでも構いません。私はハーブ推しですので、おすすめのハーブを3つご紹介します。

タイム

葉や花が小さく、枝の線も繊細。さりげない印象に仕上がります。フレンチタイムやイブキジャコウソウは、甘く爽やかな香りも魅力的です。

ミント

とにかく成長力が旺盛で、すぐに増えるため、鉢で一株育てておくとテーブルコーディネートに重宝します。香りも爽やか。日当たりの良い場所がおすすめです。

ローズマリー(立性)

目の覚めるような緑とスギのような澄んだ香り、奥ゆかしい紫の小花が特徴。匍匐性(垂れ下がるタイプ)より立性(立ち上がるタイプ)のほうが飾りやすいです。

 

いずれも、見て楽しめて、香りも心地よく、料理にも使える一石三鳥のハーブ。水を入れたグラスに挿しておくと、しばらくして根が出てくることもあるので、気に入ったら鉢植えに移して育てるのも一興です。

2. 入れ物を選ぶ

入れ物は、キッチンにあるもので十分です。肩肘張らない、飾らない感じを演出できます。

おすすめは、清潔感のある透明なコップ小さなジャムの空き瓶。重心の低いものなら転倒しにくいです。ちなみに、私は「J.P. Chenet」の小瓶を気に入って使っています。

入れ物が決まったら、飾りたい植物を、ふちから少し出るくらいの高さで切って生けます。ハーブは、数本挿すと見栄えが良くなります。

3. 置く場所を決める

生けた植物を、まずはテーブルの中央に置いてみましょう。それで心地いいなら、そのままで。

しっくりこないようなら、テーブルの端に向かって少しずらしてみてください。そのほうが落ち着くこともあります。

必要な物、お気に入りの物に絞り込んで、整然と置く

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画像:ライター撮影

整理整頓とは、物を徹底的に排除することではなく、「必要な物、お気に入りの物に絞り込んで、整然と置く」ことではないでしょうか。

何も置かないことが正解だという思い込みを手放して、一輪の緑に空間を託してみてください。

それは「掃除の邪魔者」ではなく、あなたの片付けという努力を完成させる「最後のピース」になるかもしれません。

キッチンにあるグラスに水道水を入れて、庭やベランダのハーブを挿す。その行動が、殺風景なダイニングを安らぐ空間へと変えてくれるはずです。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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