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『呪いのビデオ』に遭遇「有名映画のコピー」と思いきや、宿泊客が行方不明 → 私も「以降、今でも」

  • 2026.4.26

ホラー好きな方も、苦手な方も“呪いのビデオ”というワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。映画の中にしか存在しないと思っていたのですが、どうやら“呪いのビデオ”は実在するようで……? 今回は、私のお客様の実体験をご紹介します。

バックパッカー

私の独身時代の趣味はバックパッカー。少しでも旅費を抑えるため、よくドミトリーに宿泊していました。

ある日の海外旅行中のこと。共用スペースでくつろいでいると、宿泊客の一人が古びたVHSを持ってきて「あなた日本人? これなんて書いてある?」と尋ねてきたのです。ラベルには日本語で「呪いのビデオ」と書かれており、私が読み上げると、彼女は悲鳴をあげて投げ出してしまいました。

ビデオ上映会

悲鳴を聞きつけ、周囲の宿泊客が集まってきました。事情を説明すると、「みんなで見よう」という流れに。VHSを見つけてきた張本人は「気分が悪い」と部屋へ戻ってしまいました。

再生すると、日本の有名ホラー映画の恐怖シーンだけを切り取ってダビングしたもの。私は内容を知っていましたが、盛り上がりを妨げるのもな、と思い、あえて解説せずに皆と鑑賞しました。

VHSは数分で終わり、あとはずっと砂嵐が続くだけ。宿泊客たちは「不気味だね」と口々に感想を漏らします。

不可解な出来事

その後は多国籍な怪談大会に発展し、私は恐怖よりも楽しさを感じました。夜が更け怪談大会もお開きに。私は女子部屋へ向かいます。

二段ベッドの下が私で、上は先ほどVHSを持ってきた彼女のスペースです。彼女はすでに寝ているようで、声はかけませんでした。呪いのビデオを見たから怪奇現象や、悪夢でも見るかと思いましたが、何事もなく爆睡した私。

翌朝、騒ぎ声で目を覚まし、共有スペースへ向かうと、そこにはテープが引き延ばされた呪いのビデオがあったのです。誰の仕業か分からず「イタズラだろう」と結論づけられました。

残された不思議な現象

気味が悪いなと思いながらもその日も一日中観光へ。夜に宿に戻ると、宿の店主が「あなたの上のベッドの彼女が行方不明だ」と告げました。荷物も靴も貴重品も残されたまま。私は心配しましたが、連絡先も名前も知らず、探すこともできず。結局彼女に会うことはなく、私は帰国しました。

恐怖体験はそれ以上なかったものの、不思議なことにそれ以降、クレジットカードやICカードがやたらと磁気不良を起こすようになったのです。電子レンジの上に置くなどの不注意もなく、原因は不明。現在も謎の磁気不良は続いています。

あの「呪いのビデオ」との遭遇以来、私には奇妙な“磁気トラブル”がつきまとうようになりました。呪いなのか偶然なのか、今も答えは出ていません。そして、姿を消した彼女がどうか無事であることを願ってやまないのです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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