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白骨死体を探しに行こうと持ちかける少女…一体誰の?その答えは「10年前に行方不明になった女の子」だった!【作者に訊く】

  • 2026.4.24
少女たちの探しもの 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
少女たちの探しもの 矢嶋こずみ(@kosmy8588)

コロナ禍に一般企業を退職したことを機に、「ヤングジャンプ」の「1億円40漫画賞」に応募し、その作品が見事入賞したという矢嶋こずみ(@kosmy8588)さん。現在は版面漫画やWebtoonの背景作画・仕上げを担当する仕事をしながら創作活動を続けている。そんな矢嶋さんの作品「帰り途(みち)」がネット上で「切ないけど凄くいい話ですね!」「読み返してすべて理解し泣きました。素敵…」「これは悲しいですね…でも勇気を出すことの大事さを学べる良いお話でした」と評判だ。作者の矢嶋さんにこの作品に込めた思いなどについて聞いてみた。

帰る場所を見つける途中の物語

帰り途(みち)_P1 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
帰り途(みち)_P1 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
帰り途(みち)_P2 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
帰り途(みち)_P2 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
帰り途(みち)_P3 矢嶋こずみ(@kosmy8588)
帰り途(みち)_P3 矢嶋こずみ(@kosmy8588)

本作「帰り途(みち)」について、作者の矢嶋こずみさんは「『海の見える田舎町』で起きた『一夏の冒険』を描きたくて作りました」と制作のきっかけを教えてくれた。ジュブナイル的な作品が好きという矢嶋さんだが、「世に出回っているものの多くは『少年たち』や『少年少女』と言う組み合わせが多かったので、少女2人で構成し尚且つ耽美な空気になりすぎない、地に足が着いたような作品に仕上げたいと思いました。要約すると作中でも出てきた『スタンドバイミー』の女の子版ですね」と、構成のこだわりも伺えた。

また、本作の美しい海のモデルにした具体的な場所はないそうだが、「『東海道沿いの田舎町 』で『方言があまり無い』と言うイメージでしたので静岡辺りでしょうか」と語る矢嶋さん。普段京都に住んでいる矢嶋さんは、東京への道すがら新幹線やバスの車窓から永遠に続く静岡の景色を眺めているなかで「都会にも行きやすいけど落ち着いていて、のどかだけど少し閉塞的な雰囲気は作品に合っていたと思います」と教えてくれた。

最後に、本作のタイトル“帰り途(みち)”には、“2人の少女がそれぞれの帰る場所を見つける途中”という意味が込められていて、「避けようの無い不幸に見舞われた2人にとって、『世界』とは残酷で逃げ場所も無く、生き延びるためには勇気や成長が必要で、安心して飛び込めるような居場所を見つけることがこの物語の終着点だと考えました」と明かしてくれた。

悲しくも美しい本作をぜひ読んでみてほしい。

取材協力:矢嶋こずみ(@kosmy8588)

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