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渡韓してまで骨切り整形したのに顔面崩壊。ギャラ飲みで無双していた港区女子が絶望と恐怖のどん底に【著者インタビュー】

  • 2026.4.23

【漫画】本編を読む

一度しかない人生の中で本当に大切なものとは? そんな普遍的な問いを描くのが、漫画『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』(うみの韻花/KADOKAWA)だ。

東京に憧れ、上京した主人公の美春。彼女は、東京で暮らせば自分もキラキラと輝く都会の一部になれると信じていた。ところが現実はバイト漬けの貧しい暮らしと、お金持ちの友人への嫉妬に苦しむ毎日。なぜ自分だけうまくいかないのか。やがて美春は、飲み会に参加したり男の人とごはんに行ったりするだけでお金がもらえるよ、と誘われ、ギャラ飲みにのめり込み、そして美容整形に依存していく——。

「美春は存在したかもしれないもうひとりの私」と語る作者のうみの韻花さんに、美春が体験したギャラ飲みの実態や、自身も繰り返していたという美容整形について、そして本作を通して伝えたい想いを聞いた。

——大切な友人を失ったタイミングで、美春は韓国で骨切りの整形手術をして大変な目にあってしまいます…。

うみの韻花さん(以下、うみのさん):今は韓国での美容整形が流行っていますが、トラブルがあったという話を身近で聞きます。言葉が通じない異国で、自分の唯一の武器だと思っていた美しい顔が崩れていく美春の絶望感や、取り返しのつかないことをしてしまったという恐怖感をリアルに描きたいと思いました。

過酷な展開ではありますが、人生の転機となるような出来事のひとつとして、整形でトラブルに見舞われてしまう過程を入れました。

——そんなとき、最愛の祖母の死を知らされ…。美春が頭を抱えて泣き崩れるシーンは強烈でした。

うみのさん:美春の祖母のモデルは私の祖母で、このエピソードは私が体験したことそのものです。私はおばあちゃん子だったんですけど、上京してからは自分の生活に精一杯で、会わなきゃいけないってわかっているのに、何年も会いに行けなくて。

ある日、母親からの電話で祖母が亡くなったと告げられました。絶望するシーンではその時の気持ちを思い出しながら、自分が泣き崩れる姿を動画で撮り、作画の参考にしました。美春が流したあの涙は、私が流した本物の涙でもあります。

——だから非常にリアルで悲しいシーンに仕上がっていたんですね。動画を撮って描くのはうみのさんなりの手法なのでしょうか。

うみのさん:過去に役者をしていたことがあるので、感情が大きく揺れるシーンでは自分がその心境を想像しながら動画を撮ることがあります。本作の最後のページに出てくるキャラクターの表情も、私自身を撮影して参考にしたものです。

——たしかに、最終ページのカットも強烈でした! ラストシーンに込めた思いも教えてください。

うみのさん:ラストシーンでは『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』のタイトル回収をしたくて。なるほど、と感じてもらえると思います。ぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

取材・文=吉田あき

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