1. トップ
  2. 父を捜す冷酷な殺し屋「見つけたら殺す」→同居する情報屋の“最悪な裏の顔”に「背筋が凍る」【作者に聞く】

父を捜す冷酷な殺し屋「見つけたら殺す」→同居する情報屋の“最悪な裏の顔”に「背筋が凍る」【作者に聞く】

  • 2026.4.23
傍観者は嘲笑う_P001 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P001 桜月(@k_sakurazuki)

この物語は、父親の行方を追う殺し屋の女性と、彼女から雇われた情報屋の男性を描いたサスペンスだ。いつも不機嫌な殺し屋・サイレンスは、何を考えているかわからない情報屋・スレッドに父親の捜索を依頼する。なかなか行方がつかめないまま、2人はひょんなことから同居することになる。

傍観者は嘲笑う_P002 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P002 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P003 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P003 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P004 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P004 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P005 桜月(@k_sakurazuki)
傍観者は嘲笑う_P005 桜月(@k_sakurazuki)

実はスレッドは、父親の行方を早々に突き止めていた。しかし、父親を殺すために血眼になって捜しているサイレンスに、そのことを教えていない。スレッドが黙っていたのは、殺し屋なのに最も殺したい人物を殺せずにいる姿を“傍観”し、最もよいタイミングで真相をカミングアウトして、そのときのサイレンスの表情を愉しむためだった。

本作『傍観者は嘲笑う』を描いたのは、『結婚しない同盟』を「アルファポリス」で連載していた漫画家・桜月(@k_sakurazuki)さんだ。桜月さんに本作の制作秘話を聞いた。

テーマは「嫌なヤツ」。裏社会で描く異色の関係性

情報屋が主人公となった経緯について、桜月さんは「もともとは別作品の主人公の仲間として出そうと考えていたキャラでした。しかし、話が全然まとまらず…。じゃあ、この情報屋のキャラを主人公にして作品を作ってみようと考えてみたら想定外にうまくまとまった…という裏話があります」と明かす。当初は1話完結の予定だったが、気づけば全12話に番外編も加わる長編となった。

物騒な裏社会を舞台にした理由については、「作品のテーマは『嫌なヤツ』です。なので、出てくるキャラはみんなちょっと嫌なヤツばかりになっています。あとは恋愛的な愛ではなく、別の何かで深くつながる男女ものを描いてみたかった…というのもあり、裏の世界の物語にしたというのもあります」と語る。

幻の「ボツ最終話」に込められた読者への思い

本編は全12話で完結しているが、実はSNSなどで別パターンの最終話が4パターン描かれている。これについて桜月さんは、「どれも『ボツ最終話』としてpixivで読めるように無料公開しています。読者のみなさんにはいろいろな結末を楽しんでいただけたら幸いです」と話す。

自身のお気に入りの結末については、「私はその1『バレて怒られる』とその2『普通に仕事を終える』が気に入っているのですが、後味が悪すぎるなと思いボツにしました。テーマが『嫌なヤツ』だったので、嫌なヤツで終わりたかったのもあります。その4の『結婚エンド』は望んでいる人がいるかもしれない!と思って描いたのですが…。望んでいた方がいらっしゃったのかはわからないです…」と制作の裏側を語ってくれた。

顔色を変えずに嘘をつき、その中に真実を紛れ込ませて語るスレッドの心の内は誰にもわからない。読者は彼が吐いたセリフの中から「嘘」と「本当」を見極められるだろうか。

取材協力:桜月(@k_sakurazuki)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる