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「デブでオタク」と嘲笑された25歳男のPCパスワードが『43452524』だった理由→「切なすぎる」「涙が止まらない」

  • 2026.4.23
仕事はデキるし、発言はかっこいい…!中身がイケメンすぎる! 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
仕事はデキるし、発言はかっこいい…!中身がイケメンすぎる! 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さんが描く『アオハルがはじまる』は、トラウマを抱えた青年が、自らの殻を破り勇気ある一歩を踏み出す物語だ。主人公の青井春樹は、初恋の相手に「キモい」と陰口を言われた過去が原因で、臆病な性格になった25歳。システム運用管理の担当として仕事はできるが、同期からは「デブでオタクメガネの三重苦」と嘲笑されていた。「何をしても見た目で判断される」と諦めていた彼だが、ある事件をきっかけに人生が大きく動き出す。

真のイケメンを描くための挑戦

アオハルがはじまる_P02 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
アオハルがはじまる_P02 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
アオハルがはじまる_P03 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
アオハルがはじまる_P03 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
同期のイケメンから女性社員の前で「気をつけないとロックオンされちゃうぞ」とからかわれる 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
同期のイケメンから女性社員の前で「気をつけないとロックオンされちゃうぞ」とからかわれる 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

作者の夏野さんは「よし、真なるイケメンを描こう!」と思い立ち、本作を構想した。イケメンとは、見た目だけではなく中身が大事であると考えたためだ。何もかもがパーフェクトなイケメンが無双する話ではなく、自分に自信のない主人公が成り上がる物語にしたかったと語る。

過去のトラウマゆえに自信が持てない青井のキャラを固めていく際、夏野さんは脳内で「某声優さんのCVで変換しながら」セリフを言わせていたという。読者の耳にも、彼の魂の叫びが響くような熱量のある描写が魅力となっている。

専門知識と暗号に込めた想い

物語の鍵を握るのは、青井が設定したパスワード「43452524」だ。直属の上司から「ポリュビオスとかヘタレか!!」とツッコミが入るこのシーンには、夏野さんの深いこだわりが詰まっている。「ポリュビオス暗号表」とは、5x5のマス目にアルファベットを配置し、文字を行と列の数字で表現する方法だ。推理小説などで見かけることもある、わかる人にしかわからない高度な暗号である。

作中の数字を解読すると、43が「S」、45が「U」、25が「K」、24が「IかJ」となり、この場合「SUKI(好き)」という意味になる。理不尽な場面で勇気を出した青井の行動と、この暗号に隠された本音。見た目で判断される絶望を乗り越えようとする彼の姿は、多くの読者に勇気を与えることだろう。

取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

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