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「毎日メッセージ3回必須ね」と宣言した妻が、3年後に自分から「用件だけでいい」と言い出した話

  • 2026.4.23
ハウコレ

夫婦のルールというものは、作ったときと同じ熱量で続くとは限らない。それを身をもって学んだのは、結婚3年目のことだった。

「朝・昼・夜、3回は必須!」という宣言

結婚が決まった頃、妻がある宣言をした。

「結婚したら毎日メッセージしてね。朝と昼と夜、3回は必須!」

私は真剣に受け止めた。以来、雨の日も、出張の日も、残業で疲れ果てた夜も、1日3回のメッセージも欠かしたことはなかった。朝は「いってきます」、昼は「お昼休憩中」、夜は「帰るよ」

シンプルだけれど、ルールはルールだ。妻が決めたことだから、守り続けた。

「もう用件だけでよくない?」

3年が経ったある日、妻からメッセージが届いた。

「ねえ、毎日3回って正直きつくない? もう用件だけでよくない?」

最初、画面を二度見した。申し出てきたのが、妻のほうだったからだ。ルールを作った張本人が、自ら廃止を提案してきた。

「きつい」という言葉に少し笑いそうになりながら、私はひとつ思い出したことがあった。

3年前のトーク履歴

スマートフォンのトーク履歴を遡って、あの宣言のメッセージを見つけた。「朝と昼と夜、3回は必須!」という、妻の文面。それをスクリーンショットして、そのまま送った。

既読がつくまでの数秒が、妙に長く感じた。

しばらくして返ってきたのは、「……あの頃は若かったから」という一言だった。3年前のこと、まだ十分若いと思うのだけれど、その日は黙っておいた。

そして...

こうして我が家の「1日3回メッセージルール」は、提唱者の手によって幕を閉じた。

自分で決めたルールが、自分を一番苦しめる。なんとも皮肉な話だけれど、責める気にはなれなかった。結婚前に思い描いていた夫婦像と、3年一緒に暮らして見えてきた現実は、少しずつ違うものだ。それはきっと、悪いことじゃない。

ルールがなくても、今日も妻は普通に話しかけてくる。それで十分だと、私は思っている。

(30代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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