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「既読スルーは人として終わってる」と言う友人に返事を合わせ続けた私たちが、そっとやめた日

  • 2026.4.23
ハウコレ

忙しくて返せなかっただけ。たったそれだけのことが、毎回グループチャットで責められる理由になっていました。返事を義務のように求められ続けた私たちが、ある日そっと手を止めた話です。

返さないと怒られるグループチャット

大学時代からの友人5人のグループチャット。その中の一人が、既読スルーをとにかく許せない人でした。誰かの返事が数時間空くだけで「既読ついてるのに返さないの最悪だよ。人として終わってる」とメッセージが飛んできます。

仕事中や子どもの送り迎えの最中に通知を見てしまうことはあります。でもすぐに返せないことだってある。「ごめん、あとで返すね」と送っても「"あとで"って何時間後?」と返ってくる。いつからか、グループチャットは会話を楽しむ場所ではなくなっていました。

疲れた、の一言

ある夜、別のグループチャットでメンバー4人が話していました。きっかけは、その日も友人に既読スルーを責められた一人が「もう気を遣って返すのに疲れた」とこぼしたことでした。

「私も」「実は通知切ってる」。全員が同じ気持ちでした。打ち合わせをしたわけではありません。ただ、もう無理に返すのをやめよう、と自然にそうなっただけです。嫌がらせでも仕返しでもなく、ただ義務感で打っていた返事を、やめただけ。

翌日から、グループチャットの返信が減りました。誰も意識して無視していたわけではありません。忙しいときは見るだけ。余裕があるときに返す。本来はそれが自然なはずでした。

一人で連投する友人

2日目、友人からの投稿が増えました。「私のこと嫌いになったの?」「何かしたなら言ってよ」。グループチャットに通知が連なります。

正直に言うと胸が痛みました。無視しているつもりはないのです。でも、以前のように10分以内に返事を返す生活には戻れませんでした。返すたびに「遅い」と言われ、返さなければ「最悪」と言われる。どちらを選んでも責められるなら、自分のペースで返すことを選びたかった。

3日目の夜、友人が「もうグループチャット見ない」と宣言しました。誰も引き止めませんでした。引き止めたくなかったのではなく、何を言っても怒らせてしまう気がして、言葉が見つからなかったのです。

そして...

1週間後、友人から個別にメッセージが届きました。「既読スルーされた3日間、ずっとスマホを握ってた。既読がついてるのに返ってこないのって、こんなに怖いんだね」。

「私のこと嫌いになったの?」と聞かれたので、正直に伝えました。「嫌いじゃないよ。でも、返事を強制されるのがしんどかった」。送信したあと、少しだけ指先が冷たくなりました。

友人は「そっか。私、ずっとそうしてたんだね」と返してきました。それからグループチャットは少しずつ穏やかになりました。返事がなくても誰も怒らない。既読がつくだけでいい。たったそれだけのことが、5人にとってどれほど楽なことだったか。

(30代女性・看護師)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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