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海外赴任を打診された時、どうすれば?「私は後悔していることがある」母の『苦い記憶』と息子にかけた言葉

  • 2026.4.23

皆さんには、家族の人生の分岐点での選択を制限してしまったのではないかと考えてしまった経験はありませんか。あのとき違う決断をしていたら、と後から振り返ったときに後悔してしまうこともありますよね。今回は、筆者の友人A子が過去の自分の発言を振り返り、家族の未来について考えさせられたエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp
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久しぶりの帰省で聞いたうれしい報告

A子は60代の専業主婦で、来年定年を迎える夫と穏やかな日々を過ごしています。ある日、社会人7年目になる息子が帰省し、昇進が決まったことを嬉しそうに報告してくれました。さらに話を聞くと、昇進と同時に海外赴任の打診も受けているとのこと。家族にとって大きな転機ともいえる知らせに、A子は喜びと同時に複雑な気持ちを抱きました。

ふとよみがえった記憶

息子の話を聞いた瞬間、A子の脳裏にある出来事がよみがえります。それは、夫がまだ若かった頃、同じように昇進と海外赴任の話を持ちかけられたことがありました。当時は息子が生まれたばかりで、慣れない育児に追われる毎日。異国の地での生活に強い不安を感じたA子は、「今回は断ってほしい」と夫に伝えてしまったのです。夫は迷いながらもその言葉を受け入れ、日本での勤務を続ける道を選びました。

今だからこそ考えられる選択

その後、夫は定年間近の今まで真面目に働き続け、家族を支えてきました。大きな不満を口にすることもなく、穏やかに日々を重ねてきた姿に感謝している一方で、A子の胸には小さな後悔が残っています。もしあのとき、夫の背中を押していたら、違う景色を見られたのではないか。新しい経験や可能性を広げる機会を、自分の発言で狭めてしまったのではないかと感じていたのです。

「長く日本を離れる可能性もあるから、挑戦したい気持ちと不安が入り混じってる」と語る息子に、A子は少し間を置いてから「お母さんはね、昔お父さんのチャンスを止めてしまったことがあるの。だから、あなたにはいろんな可能性を考えて、後悔のないよう自分で選んだ道を進んでほしいと思ってる。私たちはどんな選択をしても応援してるし、一番の味方だから」と伝えました。

過去を否定するのではなく、そこから学んだ思いを次の世代へつなぐ。その言葉には、静かな覚悟と優しさがにじんでいました。人生に正解はありませんが、大切な人の未来を信じて応援することの大切さを教えてくれるエピソードでした。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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