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古墳時代から信仰されている神の依る磐座

  • 2026.4.21

日本には古来からさまざまな人や物、形が信仰されていることをご存知でしょうか?信仰心が強くなるほどその地はパワースポットにもなりうるのかもしれません。

今回は、静岡県浜松市の遺跡をご紹介します。

天白磐座遺跡——静岡県浜松市

古墳時代から信仰されている神の依る磐座
渭伊神社本殿横から北側の裏山に上っていくと、鬱蒼とした針葉樹の合間に巨石が出現する。これが薬師山頂上の磐座群。中央には小さな祠がある

静岡県西部にある渭伊神社は、パワースポットの磐座があることで知られている。渭伊神社の創祀は不明だが、平安時代に編纂された歴史書『日本三代実録』の貞観8年(西暦866年)12月26日の条に「遠江国正六位上蟾渭神」が従五位下に昇叙した記録がある。

蟾(ひき)とはヒキガエルのことで、雨をもたらす水の精霊としての祭祀対象を意味していたのかもしれない。本殿の後方には薬師山という丘があり、北西南の三方が神宮寺川に面している。頂上は3つの巨石を中心に、40メートル四方にわたり大小の堆積岩が分布している。

1987年以降に実施された発掘調査によって、4世紀以降から長期にわたって信仰されていた祭祀場であったことがあきらかとなった。周辺からは多量の手こね土器や鉄鉾、滑石製勾玉が出土している。現代においても、巨石の絶妙な配置や雰囲気は、超自然的な神の存在を漂わせている。

渭伊神社本殿。駐車場横にはゲートボールを楽しむ老人会の姿があったが、山に分け入る者を監視するような、結界の守人としての雰囲気が漂う

高さ7メートルにもおよぶ西側の巨石を貫くように生い茂る樹木。巨石だけではなく、周囲の樹木にも魂が宿っているように思えてくる

巨石中央の祠には「モロード様 伊豆社」との表記が。「モロード様」とは何を意味しているのか。大老を務めた井伊家との関連があるのだろうか

DATA

天白磐座遺跡
所在地●静岡県浜松市浜名区引佐町井伊谷
アクセス●新東名高速道・浜松いなさICより渭伊神社参拝者駐車場まで国道257号、県道303号経由で7km、クルマで10分
https://hellonavi.jp/detail/page/detail/32313

最寄りのゴルフ場

レイク浜松カントリークラブ
所在地:静岡県浜松市浜名区引佐町四方浄1
アクセス:渭伊神社参拝者駐車場まで県道47号、国道257号、県道303号経由9.6km、クルマで13分

いかがでしたか? ぜひ、浜松市のゴルフ場へ赴いた際は、パワースポットでもある天白磐座遺跡を見てみてください!

写真・文=長岡 努

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