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【フィギュアスケートJournal】“りくりゅう”競技生活からの引退を表明! 改めてミラノ・コルティナ五輪をふり返り

  • 2026.4.20
Aflo

団体戦から個人戦まで、魂を揺さぶる演技がいくつも生まれた今大会のチームジャパン。とりわけ誰もが、SP5位からの大逆転の金メダルに驚き、心震えたのが、ペアの三浦璃来(みうら・りく)&木原龍一(きはら・りゅういち)組のFSでしょう。勝利への逆襲の『グラディエーター』を何度も何度もリピートして見る人、木原選手が三浦選手を両手で高々と持ち上げる最後のポーズをまねてSNSにあげる人が世界的に続出し空前の“りくりゅう”ブームに!

五輪初出場2選手の大活躍も光りました。男子では団体戦に続く個人戦でも高難度4回転ルッツから始まる“ジャンプの天才”らしい圧巻のFSで、SP9位からの大逆転を演じた佐藤駿(さとう・しゅん)選手。女子では、大舞台でもトリプルアクセルを軽々と決めニコニコ楽しそうに滑っていた高校生の中井亜美(なかい・あみ)選手。ともに銅メダルが決まった瞬間、本人がいちばん驚き「信じられない…」という表情でしばらく動けずにいたのが印象的でした。

日本女子フィギュアスケーター初の五輪3大会出場を果たした坂本花織(さかもと・かおり)選手は、団体戦でSP、FSとも女子トップの順位点を奪取。チームに勢いをもたらすと同時に、キス&クライでの表情豊かなリアクションで注目を集め、常にカメラに追われる存在に。個人戦では得意のジャンプでのミスを悔やんで涙していましたが、自身最高位の銀メダルという素晴らしい結果です。閉会式では日本選手団の旗手を務め笑顔で五輪を締めくくりました。

男子シングル個人戦は上位陣に多数のミスが続く大荒れの展開になるなか、鍵山優真(かぎやま・ゆうま)選手は果敢に4回転フリップを入れて難度を上げた構成に挑戦。「全力でやり切るという強い意志を持って演技できた」と2大会連続銀メダリストに。そして盟友、佐藤選手の銅メダル受賞を飛び上がって喜び、カメラに何度もアピールするほほえましい姿が、今大会のフェアプレー大賞の最終候補にも選ばれました。

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お互いへの信頼感で逆境を乗り越えた “りくりゅう”の『グラディエーター』は、いつまでも語り継ぎたい至高のプログラム。圧倒的なスピードとふたりの動きがぴったり揃うユニゾンの美しさが異次元のレベルです。

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団体戦では最終滑走という重圧をはねのけ、ノーミス演技で自己ベストのFS得点をマークした佐藤選手。同じく団体戦の完璧なSPで男子トップの順位点を獲得した鍵山選手。個人戦でも銀・銅メダリストとなって一緒に表彰台へ。

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21年間のスケート人生を総括するプログラムで銀メダルに輝いた坂本選手。17歳の中井選手は日本のフィギュアスケーター最年少の五輪メダリストに。女子が複数のメダルを五輪で獲得するのは日本フィギュア史上初の快挙です。

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団体戦にはアイスダンスの吉田唄菜(よしだ・うたな)&森田真沙也(もりた・まさや)組を含む7選手が出場。首位アメリカとわずか1ポイント差という堂々たる銀メダル。

※SP:ショートプログラム、FS:フリースケーティングの略です。

25ans(ヴァンサンカン)5月号掲載(2026年3月27日発売)の記事に加筆・修正をしました。

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