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キャンプデビューのベストシーズン到来!「いつも」と「もしも」を繋ぐキャンプのススメ

  • 2026.4.20

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、春分を過ぎたあたりから、ぐっと春らしい陽気になってきました。場所により少し差がありますが、3月下旬ごろから、今シーズンも多くのキャンプ場がオープンしはじめます。春は、蚊などの虫たちがまだ活動を始めていないこともあり、アウトドアは好きだけど、虫は苦手・・・・という方たちにも、キャンプのベストシーズン。暑すぎず寒すぎず、快適に過ごすことができるので、キャンプ初心者にもお勧めのタイミングです。

防災用品を買ってはみたものの、まだ一度も使ったことはない、という方いませんか? そんな方にもキャンプはお勧めのレジャーです。また、道具の取り扱いに限らず、キャンプには、大人も子どもも楽しみながら多くのことを学ぶチャンスがあります。例えば、火の扱い方。寒さへの備えや暗闇との向き合い方。これらはすべて、災害時にも必要な知識です。実際、東京都キャンプ協会や日本防災キャンプアウトドア協会のように、キャンプやアウトドアの知恵を通して生き抜く力を育てる防災教育を行っている団体もあります。

アウトドア用品と防災用の道具は重なるものも多いので、キャンプなどレジャーで使って慣れておくと、いざという時にも慌てずに使うことができるというのも大切なポイントです。

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備蓄も大切。でももっと大切なのは、「知恵のある自分」を育てること

息子が2歳ぐらいの頃、参加した防災イベントで聞いた主催の方の言葉がいまでも印象に残っています。

「お子さんが小さいときには、いつも一緒にいるから大丈夫だと思うけれど、小学生以上になると、日中子どもが一人で家にいる時間も増えてきます。そんな時もし災害があったら? いくら備蓄や道具があっても、使い方がわからなければ、それはないのと一緒です」

本当にそうだなぁ、と思いました。その時から、「もしも」の時の道具は、家族全員が、できる限り「いつも」使えるようにしておくことを心がけています。

例えば息子は暗いところが苦手なので、もし停電してしまった時、ライトが使えなければ、とても不安になると思います。そんな彼のために、まずは、ヘッドライトを身近な存在に、と、夏休み中にセミのふ化の観察で夜散歩に行くときやキャンプなど、ヘッドライトを自分で操作する機会をたくさん作りました。ご近所の友人家族などと、上野動物園の夜間開園にでかけ、探検気分の子どもたちにヘッドライトを持たせ、使い方を学ぶ機会を設けたりしたことも。

そのおかげか、スイッチの入れ方などが異なる複数のヘッドライトの取り扱いも、息子はお手のもの。防災で大切なのは、道具をそろえるだけではなく、その道具を使いこなすことのできる「知恵のある自分」を育てることでもあるな、としみじみ思います。

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いざ、キャンプデビュー。何からする?準備は必要?

なんだかよさそう、キャンプをしてみたい。でも、初めてのキャンプって、まずどうしたらいいのだろう?

そんなお悩みをお持ちの方もいるかもしれません。アウトドアメーカーやショップではキャンプ未経験者を対象にしたキャンプイベントやテント設営講習会なども開催しているので、キャンプの前にまずはそういったところに参加してみるのもお勧めです。

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<開催例>

・東京都キャンプ協会 ファミリーキャンプ入門

https://camping.tokyo/projects/ecs/family-camp/

・モンベル テントやタープの張り方講習

https://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=J13GQ1

・コールマン アウトドアイベント
https://echigo-park.jp/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/22778/

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他にも、ジェイアール東日本都市開発では、廃線跡や、高架下の遊休地を利用したテント設営練習の場なども提供しており、スタッフ指導の下、キャンプの練習もできるのだとか。街中で、手ぶらで仕事帰りなどに体験できるのも魅力ですね。

最近は、テント設営サービスのあるキャンプ場や、すでに常設のテントが設置されていて、道具類の貸し出しも行っている「手ぶらプラン」などの用意のあるキャンプ場もあるので、いきなりすべての道具類を揃えて、いざ!とはじめるのではなく、自分たちの状況に合わせて、まずは手軽に始めてみると少し最初のハードルが下がるかもしれません。

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春キャンプで気をつけたいことは?

日中、陽射しが出ると一気に暖かくなり、屋外で過ごしやすくなりますが、夕方から朝にかけてかなり冷え込むのが春キャンプの特徴の一つです。寒暖の差が激しいので、特に小さなお子さんなど体温調整が苦手なご家族がいる場合には、気をつけたいところです。この時期は、防寒対策をしっかりしておくことをお忘れなく。

ダウンなどの冬用の防寒着のほか、タイツや、長そでのインナーなどを活用し、気温に合わせて脱ぎ着することで体温調整しましょう。湯たんぽやブランケットなども併せて用意しておくと重宝します。

山間部など標高の高いキャンプ場は、この時期もまだ雪が降ったり、気温が氷点下まで下がったりと、デビューには厳しい状況になってしまう可能性もあるので、まずは標高が低い場所で、日の当たる草原サイトなどを選ぶことをお勧めします。

わが家のキャンプシーズンは、大体GWから11月の初旬まで。気持ちのいい最高の天候に恵まれたこともたくさんありましたが、一方で、朝起きてみたら霜が降りていたり、天気が急変してひょうが降ったり、大雨が数日続いたり。いろいろな事態に遭遇し、そのたびに必要なツールを補充したりもして、装備も対応力もぐっと上がってきました。

キャンプデビューしたての頃は、装備も不十分で、テーブル類の用意がなく、地面にカセットコンロを置いて調理したことも。初めてタープを立てた時は、説明書を読んでも理解できず、大苦戦したことも。でも、様々な経験をしてきた、いまの自分たちならば、もし被災しても、いろいろな知恵やツールを生かして、なんとか自力で生き延びられるような気がしています。

楽しみながら、生きる力を向上させてくれるアウトドアの場。ぜひ、この春、一歩を踏み出してみませんか。

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<執筆者プロフィル>

水野佳
保健師 / オートキャンプ歴9年

学生時代にはバックパックを担いでフィールドワークや旅に出かけ、バングラデシュでの井戸掘りなども経験。旅やアウトドアでの知識や経験を防災活動に繋げる。産業保健師として企業勤務時に、救命講習やBCPなどの企画・運営にも関わった経験も持つ。

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