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【枕崎】「注文の多い料理店」の世界に迷い込むカフェ『山猫瓶詰研究所』

  • 2026.4.17

こんにちは!児童文学大好き”ちあこ”です!

突然ですが、皆さまは「注文の多い料理店」という短編小説をご存じでしょうか?

童話作家・宮沢賢治の代表作のひとつとして知られ、小学校の国語教科書にも掲載されている名作です。

あらすじを簡単に説明すると、山奥にある「西洋料理店 山猫軒」という料理店に迷い混んだ二人の青年が体験した、世にも奇妙な物語・・・

今回は、そんな物語の世界観をコンセプトにした複合施設『山猫瓶詰研究所』に、女二人で訪れた際の体験レポートをご紹介します。

出典:リビングかごしまWeb

枕崎の市街地から車で約15分。山あいにひっそりと佇んでいます。

もともとここは、明治時代に建てられた築120年を超える旧郵便局でした。2020年、取り壊しの危機にあったこの建物に手を挙げたのが、阿久根市で水産加工業をはじめ、宿泊施設の運営やオリジナル雑貨・アパレルの商品開発など、幅広く事業を展開する「下園薩男商店」です。

そして2022年の夏、『山猫瓶詰研究所』として新たに生まれ変わりました。

はじめは魔女をイメージしたお店にする予定だったそうですが、このあたりに山猫が多いことに気づき、現在のコンセプトになったのだとか。たしかに、お店の横の小道にはにゃんこがたくさんいました。

見事にそっぽ向かれましたが、可愛かったのでOKです

中に入ると、さっそく郵便局時代の面影を発見。エモーショナルですね。

出典:リビングかごしまWeb

扉の先は、物語の中のような瓶詰めと雑貨ショップ

受付横の扉を開けると、地元の素材を使用したシロップやピクルスなどの瓶詰商品、オリジナル雑貨が並ぶショップが広がっています。

まるで研究所のようでもあり、どこか魔女の店のようでもあって、商品を見て回っている間ずっとワクワクしていました♪

出典:リビングかごしまWeb
出典:リビングかごしまWeb
出典:リビングかごしまWeb

カフェ「山猫喫茶」

ショップの奥にはカフェスペース。

アンティークの欄間やワイルドフラワーのアレンジメントに彩られた、古民家風でどこかミステリアスな空間です。

出典:リビングかごしまWeb

写真左のドアは、1時間1,000円で利用できる秘密の小部屋(事前予約制、予約可能時間13時~15時半)に繋がっています。

中がどうなっているのか気になる・・・

メニューはこちら

全メニューのサブタイトルから、文学的センスが光っております。

テイクアウトOK!

滴る口許やみつく猫の手 トンナートトースト(900円)
迷い込んだ森の先で さつまいもと米粉のカタラーナPoTaLa(700円) お米のジェラート (各種500円)
誘う山猫の企み 山猫マフィンプレート(1,500円) おからと米粉でつくったマフィンは6種。
ドリンクはコーヒー、お茶、ジュースなど8種類。

私は欲張りさんなので「山猫マフィンプレート」を注文しました。

山猫マフィンプレート(1,500円)

お好きなマフィン2個に、季節のピクルス、カタラーナ「PoTaLa」がセットになった、満足感たっぷりの贅沢なプレート。(ドリンクは別です)

ボリュームがあり、おかず系のマフィンを選べばランチの代わりにも十分なります。

出典:リビングかごしまWeb
出典:リビングかごしまWeb

私は、「鰹節のマフィン」「桑の葉とあんこのマフィン」をチョイス。

「鰹節のマフィン」は変わり種ですけど、枕崎は日本一の鰹節の生産量を誇っていますし、なにより「山猫」のコンセプトにもぴったりのマフィンだな~っと思ったのでチャレンジしました。しっとりとした生地に、たっぷりと練り込まれた鰹節の旨みと香りがじゅわっと広がります。どことなくスモークチーズを思わせる風味が印象的♪

「桑の葉とあんこのマフィン」は、桑茶のやさしい風味と、あんこの甘さがしっかり感じられます。小豆の粒感も心地よく、どこか懐かしさを覚える“和”のマフィンです。

そんなやさしさの中で、てっぺんに散りばめられたピンクペッパーが、ピリッと刺激的なアクセントになっていて、思わずハッとさせられます。これぞ山猫の罠・・・!

添えられた季節のピクルスは、さっぱりとした味わいの中に、さまざまなスパイスの風味が広がる一品。いい感じの箸休めになりました。

皿の端におしゃれに添えられたサワークリームは、マフィンに付けると、爽やかな酸味がほどよくプラスされて、飽きがきません。クリームといえば、元ネタの小説にも出てきたなぁ・・・もしやそこから・・・?

出典:リビングかごしまWeb

「PoTaLa」は、サツマイモと米粉を使用し、開発に1年かけたお店オリジナルのカタラーナ。

提供時はカチンコチンに凍っているため、ちょっと時間を置いてからいただくのがおすすめ。

表面のカラメルは香ばしく、ほろ苦さと甘みのバランスが絶妙。中は濃厚でなめらか、サツマイモのやさしい風味がしっかりと感じられます。

魅力はこれだけじゃない!!

さらにさらにカフェの奥には、1日1組限定の宿泊スペース(大人最大3名)があります!!

カフェ閉店後は、カフェスペースでスペシャルディナーをいただけるとか・・・絶対素敵な体験ができそう!泊まってみたい~♡

予約詳細は公式サイトをチェック!

帰宅後、青空文庫で「注文の多い料理店」を読み返しました。店での不思議な体験と重ね合わせることで、物語の余韻がいっそう深く感じられました。

皆さんもぜひ『山猫瓶詰研究所』で、物語と現実がやさしく交差する特別なひとときを体験してみてください。

出典:リビングかごしまWeb

どなたもどうかお入りください。

決してご遠慮はありません。

さあ。

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