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花粉症だと思ったら風邪?放置すると悪化のリスクも 見分けのために注目すべき4つのチェック項目とは【医師解説】

  • 2026.4.16
風邪と花粉症を見分けるポイントは?(画像はイメージ)
風邪と花粉症を見分けるポイントは?(画像はイメージ)

スギ花粉やヒノキ花粉の飛散がピークを過ぎた地域もありますが、現在も花粉症に悩まされている人は多いのではないでしょうか。花粉症の場合、鼻水やくしゃみ、鼻詰まりなどの症状が出ますが、「花粉症だと思っていたら風邪だった」というケースも珍しくありません。

風邪と花粉症を見分けるポイントについて、わしお耳鼻咽喉科(兵庫県西宮市)の鷲尾有司(わしお・ゆうし)院長に聞きました。

初期段階では医師でも見分けが難しい

Q.風邪と花粉症は症状が非常によく似ています。最も見分けがつきにくいポイントはどこですか。

鷲尾さん「風邪も花粉症もくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの鼻症状を中心に、喉の痛みやせきなどの症状が加わることがあるため、初期の段階では医師でも見分けが難しいです。

そもそも風邪とは、ウイルスなど原因を特定しない病態で、自分の免疫で良くなっていく経過を観察する状態を指すことが多いです。そのため、発症直後の花粉症が、結果として『風邪』として扱われているケースも少なくありません」

Q.では、風邪なのか花粉症なのかを判断する際、どこに注目すればよいのでしょうか。

鷲尾さん「主なポイントは4つあります。順番に紹介します」

(1)目や皮膚のかゆみがあるかどうか目のかゆみや顔の皮膚のかゆみがある場合は、花粉症(アレルギー反応)の可能性が非常に高いです。風邪ではこうした症状はあまり起こりません。

(2)鼻水の色花粉症の場合は鼻水が透明でサラサラしており、その症状が継続しますが、経過とともに黄色い粘り気のある鼻水が出てくるようであれば、花粉症以外の風邪などを考える必要があります。

(3)発熱の程度(高熱かどうか)花粉に対する免疫反応の一つとして、微熱が出るケースはあります。ただし、高熱になることはまれです。もし高熱が出た場合は、花粉症と風邪を併発しているか、別の疾患を疑う必要があります。

(4)症状が続く期間や季節性一般的に風邪は1~2週間で自然に治りますが、花粉症は数週間から数カ月単位で続きます。また、同じ季節に症状が繰り返されるのが特徴です。

Q.「花粉症だと思ったら風邪だった」という場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

鷲尾さん「特に注意が必要なのは『花粉症だと思って風邪を放置すること』です。風邪は経過によっては、追加の検査や治療が必要な疾患が隠れている可能性があるからです。また、花粉症の人が風邪を併発することもよくあります。『どちらか一方』と決めつけず、いつもの花粉症と症状が違うと感じたら、併発を疑うことも大切です」

Q.風邪なのか花粉症なのか分からないときは、どうすればよいのでしょうか。

鷲尾さん「鑑別に一番大切なのは『経過』です。症状が続いたり、毎年繰り返したりする場合、耳鼻咽喉科を受診するのをお勧めします。

風邪は急性の疾患、花粉症は慢性的な疾患です。『風邪か花粉症か』の二択で考えるのではなく、合併も頭に入れておきましょう。その上で前もって花粉症の診断を確定させておくと、適切に対処できるようになります」

オトナンサー編集部

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