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福岡を旅するなら水郷・柳川!「気持ちよすぎる…」川下りでユラユラ…温泉×グルメで満足感MAX!!【九州の日帰り温泉vol.14】

  • 2026.4.16

「掘割」と呼ばれる水路が縦横に張り巡らされ、“水郷”として知られる福岡県柳川市。お堀沿いには川下りの舟が行き交い、その様子から「東洋のベネチア」と呼ばれる水の都である。また、名物のうなぎのせいろ蒸しも柳川を語るうえで外せない存在で、郷土グルメとして地域に根付いている。

柳川市の魅力は、車がなくても福岡市から電車で行ける点にもある。特急電車なら福岡市中心街から1時間弱でたどり着くことができ、福岡へ旅行した際にはぜひ足を伸ばしたい観光地だ。「川下り」という昨今の旅行において着目されている“その土地ならではの体験”と、「うなぎのせいろ蒸し」という地域に根付いたご当地グルメ、そして心や体を癒やす「温泉」の存在…それらがそろう柳川は福岡を代表する人気観光地といえる。

「東洋のベネチア」を満喫しよう 画像提供:柳川市観光課
「東洋のベネチア」を満喫しよう 画像提供:柳川市観光課

柳川の魅力についてもっと深く知りたく、柳川市観光課を訪ね、観光課の山田さんに話を聞くことができた。柳川の町を歩いていると、あちらこちらからうなぎのいい匂いが漂ってくる。山田さんは「うなぎのせいろ蒸しの店は市内に23店舗ほどあります」と教えてくれた。ちなみに、柳川のうなぎは「焼き」ではなく「蒸し」が特徴である。蒲焼きしたあとに蒸すことによって身がふっくらと仕上がり、うなぎのおいしさを引き立てている。

【写真】柳川のうなぎは「焼き」ではなく「蒸し」! 画像提供:柳川市観光課
【写真】柳川のうなぎは「焼き」ではなく「蒸し」! 画像提供:柳川市観光課

川下りについて話を振ると、「春の川下りは、暖かく穏やかな気候の中で楽しめるのでとてもいいですよ。堀沿いに咲く季節の花や柔らかに芽吹いた柳並木など、水郷の城下町ならではの掘割の景観を楽しんでいただければと思います」と山田さん。時折風に乗って聞こえてくる歌声については「船上で船頭さんが案内や歌を交えながらゆっくりと漕ぎ進めてくれているんです。水辺の暮らしを感じたり低い石橋の下をくぐるなど、柳川ならではの発見や体験が待っていますよ」と教えてくれた。夏は観月船、秋は紅葉舟、冬はこたつ舟と、四季を通して多彩な楽しみ方ができるようだ。

本記事では、そんな魅力的な柳川で気軽に立ち寄れるおすすめ日帰り温泉3施設を紹介する。

日帰りで川下りの体験ができる温泉宿「亀の井ホテル 柳川」の紹介からスタート! 画像提供:亀の井ホテル 柳川
日帰りで川下りの体験ができる温泉宿「亀の井ホテル 柳川」の紹介からスタート! 画像提供:亀の井ホテル 柳川

展望大浴場から水郷の景色を満喫「亀の井ホテル 柳川」

「亀の井ホテル 柳川」は、日帰り入浴でも利用できる展望大浴場が魅力の温泉宿である。5階に位置する大浴場からの景観がすばらしく、水郷ならではの風情を感じながら温泉を楽しむことができる。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、肌の不要な角質を除去する効果が期待される美肌の湯。なめらかな湯ざわりで、入浴後はしっとりとした肌触りが続く。

5階にある展望大浴場からお堀を見下ろす 画像提供:亀の井ホテル 柳川
5階にある展望大浴場からお堀を見下ろす 画像提供:亀の井ホテル 柳川

フロントの江上さんに「とても見晴らしがいいですね」と大浴場について話を聞いてみると、「5階の展望大浴場からは、川下りのどんこ舟や柳川の街並みを眺めることができ、至福の時間を過ごすことができます」と話してくれた。また「昭和40年に発掘された柳川温泉の源泉は、美人湯の泉質として知られる『炭酸水素塩』と『塩化物泉』を含んでいます。さらに、pH値も8.3あり、お肌の不要な角質を除去する効果も高いといわれています」と教えてくれた。

川下り60分付きの船上箱御膳は5500円 画像提供:亀の井ホテル 柳川
川下り60分付きの船上箱御膳は5500円 画像提供:亀の井ホテル 柳川

こちらの魅力は温泉だけではなく、観光と組み合わせた日帰りプランにもある。江上さんに「日帰りで川下りのどんこ舟に乗ることができるプランもあるんですよね?」と尋ねると、「『船上箱御膳【川下り付き】』のプランのことですね。5名様以上からのご予約となり、料金はおひとり5500円です。60分コースの川下りをしながら船上でお食事ができる優雅なプランとなっています」と教えてくれた。また、10人以上からの予約制とはなるが、日帰りの団体ランチプランもあり、それらにもオプションで川下り(40分コース1人1400円)を付けることができるという。江上さんによると「日帰りの団体ランチプランはおひとり様2800円から4000円で、お料理内容などは要相談となります。うなぎのセイロ蒸し御膳・水郷箱御膳・うなぎのミニセイロ御膳などをご用意しておりますよ」とのことだ。

水郷箱御膳3000円(左)とうなぎのミニセイロ御膳2800円 画像提供:亀の井ホテル 柳川
水郷箱御膳3000円(左)とうなぎのミニセイロ御膳2800円 画像提供:亀の井ホテル 柳川

最後に江上さんは「これから春シーズンは『中山大藤まつり』や『沖端水天宮祭り』など周辺イベントも盛りだくさんございます。ご宿泊のお食事もお客様から高評価をいただいておりますので、この機会にぜひ当館のご利用をお待ちいたしております」と笑顔で締めくくった。日帰りプランや宿泊プランについては公式サイトに詳しく出ているのでチェックしてみよう。直接問い合わせても案内してくれるとのことなので、電話で相談してみるのもいいだろう。

【亀の井ホテル 柳川】

住所:福岡県柳川市弥四郎町10-1

電話番号:0944-72-6295

〈大浴場〉

■入浴料:大人600円、小学生300円、4歳~小学生未満100円

■営業時間:11時~15時(最終受付14時)※毎週火曜日は休業、18時~21時(最終受付20時)

■大浴場の数:内湯男1女1、露天男1女1

■泉質名:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

■湯の特徴・効能:筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸炎機能の低下、軽症高血圧、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症など

〈貸切風呂〉※宿泊客優先で、利用できない場合あり。予約は宿泊者のみ。

■入浴料:平日1室50分2000円+1名あたり600円、土日祝日1室50分2000円+1名あたり600円

■営業時間:要問い合わせ

■貸切風呂の種類:貸切露天付き内湯2

お堀のすぐそばに建つ好立地の温泉宿だ 画像提供:亀の井ホテル 柳川
お堀のすぐそばに建つ好立地の温泉宿だ 画像提供:亀の井ホテル 柳川

リーズナブルに楽しめる地域密着型温泉「柳川温泉 南風」

「柳川温泉 南風」は、柳川総合保健福祉センター「水の郷」内にあり、手頃な料金が魅力の温泉施設である。広々とした内湯と露天風呂を備え、地元の人々にも親しまれている。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩高温泉で、透明ながらやや黄色がかった湯が特徴。とろみのある肌触りで、体の芯から温まる。

「柳川温泉 南風」の内湯 画像提供:柳川温泉 南風
「柳川温泉 南風」の内湯 画像提供:柳川温泉 南風

話を聞いた温泉スタッフによると「お湯の色は透明に見えますが、かすかに黄色がかっているのがわかりますか?湯につかるとトロっとした肌触りのお湯で気持ちいいんですよ」と教えてくれた。また、男湯に「とんかじょん」、女湯に「ごんしゃん」と名前がついており、その意味を聞くと「柳川の方言なんですよ。 “とんかじょん”はお坊ちゃん、 “ごんしゃん”はお嬢ちゃんいう意味です」とネーミングの由来を説明してくれた。

こちらは貸切風呂の「てまりこ」 画像提供:柳川温泉 南風
こちらは貸切風呂の「てまりこ」 画像提供:柳川温泉 南風

そしてこの施設で驚くべきは、貸切風呂の料金である。1室50分520円という安価なのだ。それについては「別に施設入場料がおひとり様ずつ必要にはなります」とのことだが、それでも貸切風呂としては格安だ。ちなみに「施設入場料=大浴場入浴料」なので、貸切風呂利用者は大浴場にも入浴することができる。貸切風呂は石タイルの内湯の「あしかび」と木の内湯の「てまりこ」の2つがそろう。「館内はバリアフリーのユニバーサルデザインを採用しているので、どなたでも利用しやすいと思います」と温泉スタッフ。さらに「さきほどお話しした貸切風呂も、障がい者、要介護者の介助入浴でしたら本人および介助者ひとりまでの入場料は無料となります」と教えてくれた。誰もが利用しやすい施設であることが、地元の人たちから愛され続ける理由なのだろう。

【柳川温泉 南風】

住所:福岡県柳川市上宮永町6番地3 柳川総合保健福祉センター「水の郷」内

電話番号:0944-75-6205

〈大浴場〉

■施設入場料:中学生以上410円、65歳以上360円、4歳~小学生200円、3歳以下無料

■営業時間:10時~20時30分(最終受付20時)

■休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)※GW、年末年始は要問い合わせ

■大浴場の数:内湯男1女1、露天男1女1

■泉質名:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩高温泉(低張性弱アルカリ高温泉)

■湯の特徴・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、きりきず、やけど、慢性皮膚病、疲労回復など

〈貸切風呂〉※予約制

■利用料:1室50分520円(別途施設入場料が必要)

■営業時間:10時~20時30分

■貸切風呂の種類:貸切内湯2

柳川総合保健福祉センター「水の郷」内にある 画像提供:柳川温泉 南風
柳川総合保健福祉センター「水の郷」内にある 画像提供:柳川温泉 南風

観光の合間に立ち寄れる無料温泉「からたち文人の足湯」

「からたち文人の足湯」は、お堀沿いに位置する無料の足湯スポットで、観光途中に気軽に立ち寄ることができる立地のよさも魅力。水郷・柳川の風を感じながら、足元をじんわり温めることができる。湯の泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。最大70人が同時に利用できる広さを誇る。

一度に70人も入浴可能。好きな温度の位置を探してみて 画像提供:柳川市観光課
一度に70人も入浴可能。好きな温度の位置を探してみて 画像提供:柳川市観光課

ここでまた観光課の山田さんに登場してもらい、話を聞いてみた。からたち文人の足湯はお堀沿いにあり、好立地だが、足湯につかりながらお堀を眺めたり、川下りの舟を目にすることはできるのだろうか?山田さんいわく、「足湯からはもちろんお堀を眺めながら入浴ができますよ。川下りについては、目の前のお堀は川下りコースではありませんので、足湯の位置からお客様を乗せた川下りの舟は見ることはできません」と話す。一方で「しかし、上流から下ってきた舟をまとめて上流へ運ぶ作業の様子など、普段なかなか見ることができない舟の移動の様子を見ることができます」と貴重な裏情報を教えてくれた。

詩人・北原白秋や直木賞作家の檀一雄、芥川賞作家の長谷健など柳川ゆかりの文人たちのパネルが壁に飾られてる 画像提供:柳川市観光課
詩人・北原白秋や直木賞作家の檀一雄、芥川賞作家の長谷健など柳川ゆかりの文人たちのパネルが壁に飾られてる 画像提供:柳川市観光課

また最大70人も同時に利用できる足湯について「足湯内には仕切り板を設けているのがわかりますか?あの仕切り版によって高温、中温、低温の3段階に分けているんです」と説明。「高温部分は約40度、中温部分は約38度、低温部分は約36度と約2度ずつ低下しております」と温度設定の違いまで教えてくれた。

最後に利用時の注意点を尋ねると、「現地ではタオルの販売は行っていないので、タオルはご持参をお願いいたします。あと、ごみの持ち帰りにもご協力ください」とのことだった。

【からたち文人の足湯】

住所:福岡県柳川市弥四郎町9

問い合わせ電話番号:0944-77-8563

〈足湯〉

■入浴料無料

■営業時間:11時~15時

■定休日:なし(天候による休止あり)

■泉質名:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉

お堀沿いにあり、さわやかな風が吹いてくる「からたち文人の足湯」 画像提供:柳川市観光課
お堀沿いにあり、さわやかな風が吹いてくる「からたち文人の足湯」 画像提供:柳川市観光課

名物グルメやその土地ならではの体験がそろう柳川市。うなぎに舌鼓を打ち、川下りでゆったりと掘割を巡り、最後に温泉で体を癒やすという過ごし方は、柳川ならではの贅沢であろう。観光課の山田さんは「柳川市は江戸時代に城下町として発展した歴史を持ち、現在も水郷としての街並みを保っています。伝統的な祭り、行事、食文化、水辺の暮らしなどを体験することできる観光地です」と柳川の魅力について熱く語ってくれた。観光とグルメ、そして温泉が一体となった柳川の旅。四季折々の風情とともに、その奥深い魅力を体感してみてはいかがだろうか。

取材・文=大庭かおり

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