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これどっち?「もっと食べていいよ」「私はいいよ」の裏にある本音…嫌われたくなくて深読みしてしまう「すれ違い」のリアル【作者に聞く】

  • 2026.4.15
りさこを誘って新しくできたカフェに行ってみた 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
りさこを誘って新しくできたカフェに行ってみた 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)

大人になってから知り合った友達とは、絶妙な距離感に悩むことが多い。本音なのか、あるいは配慮なのか。ヤチナツ(@11yc4)さんが描く『20時過ぎの報告会』は、そんな大人の微妙な心理戦をリアルに映し出している。

配慮が空回りするティラミスの罠

口には出さなかったけれど、注文してみたティラミスがこはるの口には合わなかった 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
口には出さなかったけれど、注文してみたティラミスがこはるの口には合わなかった 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
イマイチだなぁと思っていると、りさこが一口食べたいという 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
イマイチだなぁと思っていると、りさこが一口食べたいという 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
こはるはイマイチだったがりさこはとっても美味しいという 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
こはるはイマイチだったがりさこはとっても美味しいという 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
だったら食べてくれないかな?と思うけれど、もういらないと言われて躊躇ってしまう 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)
だったら食べてくれないかな?と思うけれど、もういらないと言われて躊躇ってしまう 画像提供:ヤチナツ(@11yc4)

大人になってから仲良くなった、りさことこはる。新しくできたカフェでこはるが注文したティラミスは、あいにく好みの味ではなかった。もう食べたくないと思っていたとき、りさこから「一口もらってもいい?」と声をかけられる。「むしろ食べてほしい」と喜んで差し出したこはるだったが、一口食べたりさこは満足げに「おいしいね!」と答えた。

こはるが「もっと食べていいよ!」と勧めると、りさこは「いらない」と拒否。ここからこはるの脳内では「本当はおいしくなかったのに気を遣ったのか?」「いらないものを押しつけるのは失礼だったか?」と思案が始まる。しかし実のところ、りさこは「これほどよい味なら、こはるが全部食べたいはずだ」と、相手の楽しみを奪わないよう配慮して断っていたのだ。

本音へたどり着くまでの長い道のり

お互いがお互いを思いやるあまり、気持ちが一方通行になってしまう。こうした「すれ違い」は、大人の関係性において珍しくない。相手のことを考えすぎるあまり、逆に失礼になるのではないかとブレーキをかけてしまうのだ。本作の二人は最終的に本音を言い合うことで、胸のつかえを解消する。

しかし、誰もが最初から素直になれるわけではない。大人になってからできた友達と、ストレートに言葉を交わせる間柄になるまでには、意外と時間がかかるものである。ヤチナツさんのブログでは、友情のほかにも、嫌われたくなくて「2番目の女の子」の立場を選んでしまう切ない恋愛模様なども描かれている。どの作品も、言葉にできないもやもやを抱える私たちの心に深く寄り添ってくれる。

画像提供:ヤチナツ(@11yc4)

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