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48歳夫「家族のために働いてきた」その言葉が妻との溝を深くする? 夫婦のすれ違いが生まれる本当の理由【離婚カウンセラーインタビュー】

  • 2026.5.1

【漫画】本編を読む

50歳を前に、妻から離婚届を突きつけられた主人公・ケンジ。自分の何がダメだったのかわからない…。そんな傷心の彼が出会ったのは「時間を操れる能力」を持つ青年だった。青年の力を借りてタイムリープしたケンジは、家族との過去をやり直すべく奮闘する。はたしてケンジは家族の関係を修復し、離婚を回避できるのか。

『離婚リセット 妻から別れを切り出された夫』(丸田マノ/KADOKAWA)は、家族の在り方を描くリアルパラドックスコミックだ。夫が家族とやり直せる可能性は? 妻が求めていることは何? 本作の夫婦を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、離婚にまつわるお話を伺った。

――「家族のために仕事を頑張ってきた」という夫と、「ずっとひとりだった」という妻。本作の夫婦のようなすれ違いはなぜ起こるのでしょうか?

小泉道子さん(以下、小泉):どちらか一方が問題に感じた際、ちゃんと話し合いができていないと、本作のような形になるのだと思います。「家族のために頑張ってきたのに」という方の中には、実は働くことが自分の自己実現のためだった、という方も多いでしょう。

――「仕事を頑張ることが家族への愛情だ」と信じてきた夫が、妻から離婚を突きつけられてそれを否定されたように感じている…この価値観のズレはどう乗り越えればよいと考えますか。

小泉:これも夫婦の会話を続けるしかないと思います。ただし多くの場合、「仕事を頑張ることが家族への愛情だ」と信じつつ、「仕事を理由に目をそらしてきた」ことも多いと思います。

パートナーが自分に不満を感じているのはなんとなく分かっているけれど、その不満に耳を傾け、柔軟に生活を変えていくのは困難なので、ひとまず仕事をしていれば役割をはたせるのでは…と思い込んでいる場合もあるのではないでしょうか。

――「仕事一筋だった側」と「家庭を支えてきた側」。夫婦間に亀裂が入ったときに「どちらが悪いか」という問いに答えはあるのでしょうか?

小泉:どちらが悪いという答えはありませんし、明確にもできないと思います。感じ方や考え方が違うだけなのです。

取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)

「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。

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