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会社では怖い上司、SNSでは自分の強火オタク。絶対にバレてはいけない「絵師とファン」の奇妙なすれ違い【作者に聞く】

  • 2026.4.12

職場のデスクで、厳しい表情でPCに向かう上司。そんな彼が、実はSNS上で自分が投稿するイラストを熱心に推している「フォロワーさん」だったとしたら。

虎太郎(@K0TAR0o0)さんが描く『上司が自分のフォロワーだった話(仮)』は、現代社会において「ありそうで無さそう」な絶妙なシチュエーションを描いた作品だ。SNSで絵師として活動する主人公・佐藤と、その正体を知らずにエールを送り続ける上司・黒川。二人の奇妙ですれ違いに満ちた関係性が、読者の好奇心を刺激している。

「絵柄でバレた」実体験がヒント。世間の狭さを物語に昇華

「社員がフォロワーな話」1-1 画像提供:虎太郎さん
「社員がフォロワーな話」1-1 画像提供:虎太郎さん
1-2 画像提供:虎太郎さん
1-2 画像提供:虎太郎さん
1-3 画像提供:虎太郎さん
1-3 画像提供:虎太郎さん

本作が生まれた背景には、作者・虎太郎さんの驚くべき実体験がある。学生時代、自身の描いたイラストの「絵柄」だけで、友人にX(旧Twitter)のアカウントを特定されたことがあったのだという。

「友達のネッ友が私のフォロワーだったらしく、リポストで私の絵が回ってきていたようです。世間って狭いな!と感じたその時の衝撃から、『今、隣にいる人が自分のフォロワーだったら面白いかも』と想像を広げていきました」

「表の顔」と「SNSの顔」。複雑な二面性を描く難しさと楽しさ

物語の魅力は、職場での「外面」と、匿名空間であるSNSで見せる「素顔」のギャップにある。佐藤は上司の目を気にしながら働く会社員だが、ネット上では支持を集める絵師。一方の黒川も、職場では威厳ある上司だが、SNSでは純粋に佐藤のファンとして温かいメッセージを送り続けている。

「人には表の顔とSNSの顔があると思うんです。顔見知りには外面で接するけれど、SNSでは顔も知らないからこそ気軽に素を出せる。そんな一人ひとりの多面的な視点を描き分けるのが、難しくもあり、一番楽しい部分でもあります」

正体はいつ明かされる? 広がる「ドラマCD化」への夢

現在はまだ物語の途上であり、二人の正体がいつ、どのような形で交わるのかは明かされていない。劇中には佐藤がゲームを通じて出会った友人「ほくろ」も登場し、物語はさらに複雑な人間模様を予感させる。

虎太郎さんは今後の展望について、「将来的にドラマCD化や映像化ができたらいいな」と大きな夢を語る。SNSでの推し活が日常となった今、この「バレるか、バレないか」の緊張感と、ネット越しの優しさに救われる感覚は、多くの読者にとって他人事ではないはずだ。

取材協力:虎太郎(@K0TAR0o0)

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