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ベビーカーハンドルに荷物はNG?国民生活センターの注意喚起に「普通に使っていた」「ゾッとする」

  • 2026.4.30
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

ゴールデンウィークに入り、家族での外出が増えるこの時期。公園やショッピングモール、観光地などでベビーカーを利用する機会も多くなります。そんな中、国民生活センターがあらためて注意を呼びかけているのが「ベビーカーの転倒事故」です。

特に問題となっているのは、転倒によって乳幼児が地面に落下し、「頭部」や「顔面」を強く打つケース。中には入院が必要となる重傷例も報告されています。

便利なはずのベビーカーが、使い方ひとつで大きな事故につながるため、今、あらためて安全な使い方への意識が求められています。

ハンドルに荷物はNG?「ついやりがち」が招く転倒リスク

国民生活センターは2026年4月27日、公式X(旧Twitter)で「ベビーカーの転倒事故に注意」と呼びかけました。投稿では、「ハンドルに荷物を掛けない」「子どもを乗せたら必ずシートベルトを装着する」といった基本的な安全対策の徹底を求めています。

中でも特に注意が必要とされているのが、ハンドルに荷物を掛ける行為です。マザーズバッグや買い物袋をフックに掛ける使い方は一般的ですが、これによってバランスが崩れ、後方への転倒を招く原因になると指摘されています。

実際に医療機関ネットワーク事業(消費者庁と国民生活センターとの共同事業)には、ベビーカーごと転倒あるいは乳幼児が転落してけがをした事例が288件寄せられており、そのうちハンドルに荷物を掛けたことによる転倒事故は少なくとも24件報告されています。(件数は2014年度以降受付、2019年10月末日までの伝送分。件数は公表のために特別に事例を精査したもの)

さらに検証では、約3kgの荷物を掛けるだけで、わずかな傾きでも倒れやすくなり、特に上り坂ではリスクが高まることが確認されました。投稿に添えられた動画でも、坂道や段差でベビーカーが後ろに大きく転倒する様子が映されています。

また、アンケートでは7割以上が荷物用フックを使用していると回答しており、誰にとっても起こり得る身近なリスクであることがうかがえます。

「ベルトしていれば防げた」転落事故の共通点

もうひとつ重要なのが、シートベルトの装着です。

ベビーカーが転倒した際、シートベルトをしていないと、子どもはそのまま外へ投げ出されてしまいます。実際の事故でも、アスファルトやコンクリートに直接落下し、頭や顔を負傷するケースが報告されています。

特に注意が必要なのは月齢の低い乳児です。報告された事故のうち、約8割が生後7カ月未満の子どもでした。

全てのベビーカーの取扱説明書には、「ハンドルに荷物を掛けると転倒しやすくなる」「シートベルトを装着しないと転落の恐れがある」といった警告が明記されています。

「乗せたら必ずベルト」は、シンプルですが命を守る大切な習慣です。

「ついやっていた」が事故に 見直したいベビーカーの使い方

SNS上でも「荷物フック、普通に使っていた」「検証の映像を見るとゾッとする」といった声が見られ、身近な使い方に潜むリスクに驚く人も少なくありません。

外出が増えるこれからの季節、ベビーカーは欠かせない存在ですが、ちょっとした使い方の違いが事故につながる可能性があります。

ハンドルに荷物を掛けないこと、そしてシートベルトを必ず装着すること。いずれも特別な対策ではなく、すぐに実践できる基本的なポイントです。

「いつもの使い方」を見直すことが、大切な子どもを守る第一歩となります。

参考:
ベビーカーの転倒による乳幼児の事故-ハンドルに荷物を掛けるときには要注意-(国民生活センター)
ベビーカーの転倒による乳幼児の事故に注意-ベビーカーから転落し、頭部にけがを負い入院する事例も!-(国民生活センター)