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「おじさん好きの子がいるらしい」孤独なおっさんが一念発起して合コンに参加するも、そこで待っていたのは想定外の大誤算だった【作者に聞く】

  • 2026.4.13
40歳独身。誰からも愛されなかったおっさんが手に入れたぬくもりとは…!? (C)國里
40歳独身。誰からも愛されなかったおっさんが手に入れたぬくもりとは…!? (C)國里

「結局、孤独がいちばん体に悪いのねー」。OLたちの楽しげなおしゃべりを耳にした40歳独身のサラリーマン・岩倉は、今まで見ないふりをしてきた「自分は誰からも愛されていない」という現実に打ちのめされる。國里さんが描く全40ページの物語は、そんな「しがないおっさん」が孤独の予防線を求めて迷走し、再生していく姿を鮮やかに映し出している。

「やさしくないほうが生きるのが簡単」という真理

たまたま昼休みにOLたちの会話が耳に入ってきた (C)國里
たまたま昼休みにOLたちの会話が耳に入ってきた (C)國里
孤独にならないための予防線_P003 (C)國里
孤独にならないための予防線_P003 (C)國里
孤独にならないための予防線_P004 (C)國里
孤独にならないための予防線_P004 (C)國里

岩倉は「俺も誰かに愛されたい」と一念発起するが、結婚相談所やマッチングサイトを検索しては「怖い」と萎縮してしまう。そんな彼のもとに舞い込んだのは、「おじさん好きの女子がいる」という怪しげな合コンの誘いだった。そこでの出会いが、彼の止まっていた人生を大きく動かしていく。

作者の國里さんは、本作の後半に登場する「やさしくないほうが生きるのは簡単だ」という台詞に思いを込めたという。他人に思いやりや配慮をせず、自分勝手に生きていくほうがラクではあるが、それでは必ず孤立してしまう。孤独をしないためにも、あえて「やさしく生きること」の大切さを説いている。

孤独を予防するための「心配」という第一歩

物語のなかでは、岩倉の歪んだ思考が爆発し、「おっさん好きの女子」の正体を勝手な偏見で図説するギャグシーンも描かれる。國里さんは、そうでも思わないと理解できないという岩倉の気持ちを誇張したと語るが、そんな受け身で偏った彼も、合コンで出会った相手に対して「心配」というやさしさを伝えることで変化していく。

國里さんが考える「孤独の予防」とは、性別や年齢に関係なく、自らやさしさを出して相手と向き合うことだ。人は見返りを求めてしまう生き物だが、相手を思いやることで新しい関係性が築ける。岩倉がつかんだ温かい結末は、孤独に怯える現代人の心に「やさしさの価値」を問いかけている。

取材協力:國里

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