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14歳男子の継母になって過ごした14年。現在の息子と私たち家族のこれから/キッチン夫婦

  • 2026.4.9

こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を運営しているべにゆうです。

【前回】テラリウムクリエーターの資格を取得!「苔」に興味を持ってから自宅の庭が宝の山に...

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私達夫婦は夫が48歳、私が40歳の時に結婚し、夫の息子(14歳)も一緒に3人家族になり8年ほど一緒に暮らした。

その息子は、今年誕生日が来ると28歳になる。

家族になってからは14年。

たったの14年という気もするが、なかなか濃い14年で、普段はあまりじっくりとその年月を振り返ることはなく、もし振り返るとしたら、いつか息子が結婚した時とかそういうタイミングなんだろうなと思っていたが...。

昨年秋、義母(夫の母)が亡くなった。

その葬儀の際に代表で「お別れの言葉」を読んだ息子。

私は息子がこれまで何度か涙を流す姿を見ているためか、正直、息子が途中で涙ぐんで読めなくなっちゃうかも....と心配していた。

けれどそんな私の心配をよそに、ちょうどいい声の大きさと落ち着いた読み方、それに"おばあちゃんへ"という気持ちもすごく伝わった。

席に戻った息子に「いいお別れの言葉だったよ」と言ったら、"どうだろう"っていう様子でうなずいているような、ちょっと首を横に振っているような感じだった。

こういう小さな積み重ねが彼にとっての自信になっていくと思う。

私としてはこのことだけでも"大人になったな""立派にやっているな"と感じて、振り返ってみていた。

思えば息子は働き者だ。

高校の時から早朝の新聞配達をほぼ毎日何年も続けていた。

大変だったのは、勉強についていけなかった大学の時。

それからきっと最も辛かっただろう東京に就職した時。

第一希望の会社に入社するも1年もたたずうつ病を発症して退職、地元に戻ってくることになった。

戻ってきた息子は療養が必要だった。

この頃の夫と私は、息子の独立で2人の生活になったことと、コロナウイルスの蔓延で夫の仕事が立ちいかなくなり、もろもろのやり直しが必要な時期だった。

そして私の実家に引っ越し、両親と同居も始めていた。

その当時を思い出すと、実家へ頼らざるを得なくなったこと、戻って来た息子に遠慮なく療養できる環境を与えてあげられなかったことなど、私達夫婦が抱いていた大きな不甲斐なさがよみがえる。

それでも幸いだったのは息子の通院は3か月ほどで済み、誰にも会いたくない状態から、少しずつ会話が増え、表情も戻ってきたことだ。

返答にも本人のはっきりとした意志が感じられ、元と同じふるまいができるようになった頃、「お父さん達がやっているパンの宅配のドライバーをちょっとの時間でもいいからやってみない? やってみて無理そうだったらすぐやめてもいいから」と聞いてみたら、「やってみてもいい」と始めた。

結果的にそれがきっかけのドライバーの仕事は「大変だけど俺には合ってる」と言い、今に結び付く。

現在息子は、夫が経営する会社に就職をしドライバーの仕事を生業としている。

拘束時間が長かったり重労働だけど、自分に合っている「好きな仕事」だと言い、立派に生活をやりくりしているので感心している。

夫は息子が自分の会社で働いていることが嬉しいと常々言う。

月に一度は「反省会」として一緒に食事をしながら、仕事の話はもちろんだが、「今どう?困っていることない?」なんて話ができるのも幸せなことだろう。

だが、お父さんがハマっている苔に関しては、息子は興味の一滴も示さずで、夫がっかり...。

あわよくば、苔を含めた庭の手入れ、苔の作品作りに息子も興味を持って一緒にできたら これ幸いと考えたらしいけど、そうは問屋がおろさなかった。

そうそう、さらに夫が今願うのは、息子がいい奥さんを迎えてくれること。

そして自分たちと同居してくれることらしい。

だけど私としては日々老化を感じ、「田舎暮らしは大変だよ」とは言っている。

50代で息子夫婦との同居は正直言って望まないなぁといったところ。

そしてあらためて14年間のことだが、息子、夫、私もそれぞれの精神的な成長があったと感じている。

私は今では、常にではないが、息子に君づけせずに呼ぶこともある。

そして息子は私を「べにゆうさん」と呼ぶが、私は「お母さん」呼びは期待しておらず、というよりも呼ばれ方には興味がない。

むしろ、慣れた名前呼びが心地いいので、ずっとそれでいいと思うようになった。

感覚として家族になれていると思うから、それでいい。

思っていてくれたらそれでいい。

先日もそうだが、毎年の3月11日にも思うことがある。

2011年東日本大震災の日は私たちはまだ出会っていなかったんだなあと。

それぞれ、あの時どこで何をしていた?と毎年同じことを聞きながら、今度万が一大地震があったら、「その場で判断するのは難しいこともあるけど、 家族のためにもまずは自分の身を守ってからだよ」などという話をしている。

今後、きっと今までのように良いことも大変なことも、また今想像もつかないようなことが起きるのかもわからないけど、この先私達がどんな家族になっていくのか、自分自身でも楽しみにして生きたいと思う。

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無水カレー(隠し味は生トマトとチョコレート)

電子圧力鍋で作る無水カレー.jpg

※電気圧力鍋で作ります

材料(約6人分)

カレー用豚肉...350g

塩...小さじ1/2

無糖ヨーグルト...小さじ1

玉ねぎ(くし切り)...1個

にんじん(乱切り)...1本

にんにく(みじん切り)...5g

しょうが(みじん切り)...5g

トマト(湯剥後、ざく切り)...中2個

カレールウ中辛...1箱

チョコレート...10g

作り方

(1)材料を切り、カレールウ以外の材料とブイヨンペーストを圧力鍋に入れて蓋を閉める。圧力をかける。

(2)シチューボタンで圧力調理時間10分設定にし圧力調理スタート。

(3)圧力ピンが下がったら蓋を開ける。細かく砕いたルウとチョコレートを入れよくかきまぜる。蓋を開けたまま煮込みボタンを押してから、調理ボタンを押し3分煮詰めれば出来上がり。

※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

キッチン夫婦・べにゆう

夫と2人で始めたブログの名前が「キッチン夫婦」です。料理や食べ物、食卓やキッチン関係のことを夫婦で話をして、そのことをブログに書いていけたらいいね、ということで始めたブログだからです。妻の私が記事を書いていますが、夫は記事にするアイディアを考えたりイラストを担当。その夫、私と結婚前の8年間ほど、シングルファザーで息子を育てていました。そして今年息子が就職で家を離れた。夫はさぞかし「息子ロス」になってしまうのではないかと心配されましたが、無事に乗り越えてきているように見える。その様子を見守りながら、コロナ禍のさなか夫が立ち上げた新規事業を手伝うべく、様々な発見と困惑に直面しながら日々奮闘中です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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