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【道枝駿佑(なにわ男子)】「年齢を重ねるほどに感情の幅が広がっている」映画『君が最後に遺した歌』インタビュー

  • 2026.4.7

なにわ男子・道枝駿佑さんの主演作『君が最後に遺した歌』が3月20日に公開。本作で高校生から20代後半までを演じ、新たな一面を見せる道枝さん。作品への思いや見どころをたっぷりと伺いました。

大ヒット作『セカコイ』のチームとの再タッグ作

道枝さんにとって初の映画単独初主演作となる『君が最後に遺した歌』は、音楽を通して心を通わせていく男女の10年を描いたラブストーリー。『今夜、世界からこの恋が消えても』に続く三木孝浩監督との再タッグ作だ。

「『セカコイ』は僕が初めて主演した映画。そこから数年後に同じチームで、また改めてご一緒できることが感慨深いです。原作も一条岬さんで、また帰ってこれたことがすごくうれしかったですし、僕を選んでくださったのも光栄です。全力でできたらいいなと思ったので、気合が入りました」

演じるのは、詩作をひそかな趣味とし、代わり映えのない日々を送る繊細な高校生・春人。ある日、「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つ綾音と出会ったことで、彼の平凡な人生は大きく変わりはじめる。

「最初春人にとって綾音は憧れの存在というか、自分とは違うっていう思いが強かったです。絶対に交わらないだろうと思っていました。でも彼女が自分の詩を必要としてくれて、綾音のミステリアスで、どこかつかめない感じ、猫っぽいところに惹かれていって。僕はそんな春人を演じる上で、綾音の芝居を受けることが大事だなと思いながらやっていました」

感情の揺れ幅を楽しめることに自分の成長を感じる

春人は、ただ優しいだけではなく、相手を思うがゆえの葛藤や迷いを抱えながら成長していく人物。抑えた表現の中に揺れ動く心をにじませる演技が求められた。

「プロデューサーの春名(慶)さんに言われたのは、前は人見知りだったけど、今は少し世慣れたねって(笑)。この現場では、自分なりにですけど、一生懸命話そうと思ったからか、以前より明るく話せるようになった気はします。『セカコイ』から3年でコミュニケーションが増えてうれしかったです。同時に、お芝居でも自分の感情の幅が広がってきていると感じました」

その部分は、俳優としての成長と感じられるという。

「元々感情の幅が広い人間ではないのですが、年齢を重ねるほどに広がっている印象があります。お芝居って、その時に生まれるものや、その時に感じるものがあって。それは大事にやってきましたが、今は感情の揺れ幅の楽しさも見つけられるようになりました。それは今までにはなかった感覚というか、新たに見つかったものだと思います」

春人と綾音の静かな愛情と、時間の積み重ねが紡ぐ物語。その想いは、観る者の胸にも残り続ける。

「僕にはまだ愛と恋の違いはわかりません。でもこの作品を通して感じたのは、恋ももちろんあるけれど、それ以上に、相手を思う気持ちや守りたいという感覚。それが愛なのかなって感じました」

Profile

道枝駿佑

みちえだ・しゅんすけ 2002年7 月25日生まれ。大阪府出身。なにわ男子のメンバー。俳優としては、ドラマ「金田一少年の事件簿」「マルス-ゼロの革命-」「キャスター」、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』などに出演。


Information

『君が最後に遺した歌』

©2026「君が最後に遺した歌」製作委員会
配給:東宝

詩作が密かな趣味の主人公・春人と、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つ綾音が、才能に翻弄されながらも互いを愛おしむ10年にわたる日々がつづられる。生見愛瑠がヒロイン役を務め、1年半にわたるボイストレーニングとギターレッスンを経て歌唱とギターを初披露。 3 月20日(金・祝)全国公開。

Photograph=Chihiro Tagata Styling=Taichi Sumura
Hair & Make-up=Nao Hanai〈JOUER〉 Text=Miku Sugishima
Cooperation=AWABEES

※InRed2026年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

杉嶋未来

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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