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新生活は「ジャーナリング」で人生好転? 海外セレブも実践する成功メソッドの効果&やり方

  • 2026.4.3
WeBond Creations / Getty Images

テイラー・スウィフトやニコール・キッドマンなど、成功しているハリウッドスターも実践している「ジャーナリング」が今、静かなブーム。「書く瞑想」といわれるジャーナリングは、頭の中身を書き出し断捨離することで今の自分にとって必要なもの・人・行動・思考が見えてくるという効能がある。不思議なことに、これを始めると人生が変わり始めるのだ。ジャーナリングでメンタルをセルフケアし、あらゆる願いを叶えてきたジャーナリング愛好家・さかいもゆるが、効果やハウツーをレクチャー!

ジャーナリングを実践していることで知られるテイラー・スウィフト。第67回グラミー賞にて。 Gilbert Flores / Getty Images

ハリウッドセレブもハマるジャーナリングは成功のためのメソッド?

世の成功者が実践するルーティンのひとつに「瞑想=メディテーション」があるといわれているけれど、最近ではそれに「書く瞑想」と呼ばれるジャーナリングが加わっている。テイラー・スウィフトにビヨンセ、エマ・ワトソンにニコール・キッドマン、ゼンデイヤと、名だたるハリウッドセレブたちがジャーナリングを取り入れることで、人生がより豊かに、生きやすくなったと明かしているのだ。テイラーは書くことで音楽のインスピレーションが湧くといい、ビリー・アイリッシュはセルフセラピーとして活用しているという。つまりジャーナリングは成功するためのメソッドであり、メンタルヘルスのメンテナンスにも有効だということ。ただ書くだけなのに、なぜそこまでの効果が得られるのだろう?

かくいう私も、実は15年以上前からジャーナリングを続けていて、その効能を感じているひとり。書くだけで願いが叶う、と言ったらあなたはどう思うだろうか。そんな魔法みたいなことがあるかって? あったからこの記事を書くことに決めたのです。ではそのジャーナリングのやり方と願いが叶う仕組み、そして実際の効果体験談を、早速ご紹介しよう。

「書く」となぜ人生が変わり始めるのか

私にジャーナリングを教えてくれたある作家さんは、ジャーナリングを書き始めたことにより、ホステスから作家になる転機を迎えたと言っていた。そして私も、15年前にジャーナリングを始めてから人生が加速度的に変わり始めた。なぜその効果だとわかるかというと、実践しているときとやってないときには、明らかに違いがあるから。「最近仕事や恋愛が停滞してるな」と感じたときは、たいていジャーナリングをサボっているとき。

これはなぜかというと、そういう時期って思考がとっ散らかっていて、何から手を付けていいか分からず前に進めていないことが多いから。ジャーナリングをすることで、今の自分の状況を俯瞰で眺めて冷静に整理することができる。だから、「何だかうまくいかない、モヤモヤする」というときこそ、ジャーナリングをする習慣を身に付けてみてほしい。

長年やってみて実感しているのは、言語化することの重要さ。恋愛コンサルの仕事をやっていて思うのだけど、人は自分が本当に望んでいるものを、わかっているようで実は自覚していないことも多い。そこで一旦、頭の中にある考えをぜ〜んぶ書き出してみる。だいたいはどうでもいいガラクタだ。「お腹が空いたな」、「そろそろシャンプーが切れそうだ」などなど。そのガラクタを出しきってようやく、その奥にある自分の本心や願望に気づいていくステージに足を踏み入れる。これは瞑想と同じ原理。その過程は断捨離であり、宝探しのようでもある。米『TIME』誌の記事にも「ジャーナリングの効果が強力である理由のひとつは、マインドフルネスを促進すること」だと書かれている。

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潜在意識のメッセージをキャッチして、脳の「RAS機能」をONにする

いわゆる「引き寄せの法則」は、脳科学的に欲しいものを明確にすると、あとは脳が勝手にそれに関連する情報をキャッチする「RAS機能」というのが働き、チャンスを見逃さなくなるから願いが叶うのだといわれている。これは世界的なベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者も『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』で書いている通り。ジャーナリングで起きるのもまさにこの状態。書くことで自分にとって必要なもの・人・思考が仕分けされて、「今」やらねばならぬことがクリアに。心の底の望みに気づくことで、チャンスを掴めるようになっていく。つまり①潜在意識の願望を自覚して、②目標をセットすると、③課題がわかるので、④行動に移せるようになる。これが仕組み、実にシンプル。

しかしジャーナリングの本当にすごいところは、どうやったら実現できるのかわからない願望ですら叶えてくれるミラクルが、ときに起きることだと思っている。私は何度もこのミラクルを起こしてきた。恋愛コンサルで多くの方にジャーナリングをすすめているのはこれが理由。いつもこう伝えている、「まずは1ヶ月、騙されたと思って書いてみて。人生が変わり始めるから」と。脳でイメージできるものは実現可能だといわれているけれど、誰かに見られる気兼ねをせず願いをのびのびと書き出すことで、それが叶うんじゃないかと思っている。世間体を気にした顕在意識ではなく、心の底の潜在意識から望むことは叶うからだ。

実際にジャーナリングを始めたクライアントから「3日目にして理想の仕事のオファーが向こうからやって来た」、「始めて2ヶ月で、生まれて初めて素敵な男性に丁寧に扱われて夢のような時間を過ごせた」など、興奮気味にご報告をいただくことがある。私自身は叶ったことが多すぎて正直思い出せないくらいなのだが、書いたものをあとで読み返してみると、7〜8割方の内容が叶っている。これってすごい確率じゃない?

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思考の癖・認知の歪みに気づける

ジャーナリングを続けていると、自分の思考のパターンに気づいてくる。私の場合、「恋人が最近冷たい。愛情が冷めてきたのかな」と理由もなく不安になっているのはたいてい生理前だったし、その多くは思い込みだった。ほかにも、何度も書いているのに実行できていない目標や、恋愛や仕事でやりがちな失敗とその原因などなど、時間を置いて読み返すことで自分を冷静に客観視することができる。

私はこれによって、服の買い物と恋愛における自分の失敗ポイントに共通点があることがわかった。「第一印象ではそこまでピンときていなかったくせに、ラスト1点や完売など入手困難な状態になると、手に入れたくなって俄然燃える」がそれ。恋愛でもアプローチしてきていた相手がそっけなくなると、急に気になって追いかけてしまうのだ。実際はそこまで興味がない相手なのに――この癖によって恋愛では迷走しがちだった“パターン”にアラフィフにしてようやく気づき「最初の直感でナシだと思ったらそれ以上距離を詰めない」というルールを、ジャーナリングで書き込んだところ。こういう気づきが積み重なり、少しずつ人生が変わっていくというわけ。ちなみに、英ケンブリッジ大学の公式サイトでも、ジャーナリングの効果についての研究結果を紹介していて、メンタルヘルス向上のほか、欠勤の減少や失業後の迅速な再雇用、作業記憶の改善に学生の成績向上なども含まれているからすごい。

そんなわけで、友情や恋愛、人間関係の向上にも、ジャーナリングは役立つ。誰かに対しモヤモヤしているとき、それを書き出してみると、自分の被害妄想的な思い込みや悪い部分にも気づけるからだ。作家のジュリア・キャメロンは著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。2』で、ジャーナリングの効能を「自分の深いところとつながるようになる。そのため、他人のスケジュールや優先順位にもはや振り回されなくなる」と解説。人への配慮も持ち続けたまま、自分軸を持てるようになるので自己肯定感も上がるし、結果、素直に感情を表現できるようになって人間関係までよくなるという仕組み。まさにいいこと尽くし!

それでは、私が実践しているやり方をご紹介しよう。

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簡単なのに効果絶大! 2種類のジャーナリング法

この記事でのジャーナリングの定義は「書き出すこと」とする。巷にはさまざまなやり方があふれているけれど、基本的にジャーナリングにルールはない。だけど私が長年やってみて、書きやすく効果も実感している、このふたつの方法がわかりやすいはず。

1.朝起きたらすぐに書く「モーニングページ」

前述のニコール・キッドマンも朝3時に起きてやっているというのが、この「モーニングページ」スタイル。これは約35年前に出版され全米で400万部売れたロングセラー、ジュリア・キャメロン著の『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』で紹介されているもの。目が覚めたら、頭の中をとにかくぜ〜んぶ書き出す、これだけ。「お腹すいた〜」、「仕事行きたくないな」、「は〜、彼氏ほしい!」、などなど。制限は何もないし、愚痴などのネガティブなことだっていい。とにかく思い浮かんだことをひたすら書き出す。起き抜けは潜在意識と顕在意識の境界線が曖昧になるから、潜在意識のメッセージをキャッチしやすいらしく、これを1週間続けるだけでもだいぶ状況に変化が起こる。本ではノート3ページ分を推奨しているけれど、まずは3分と時間を決めて書くのもあり。

2.月末に振り返る「3ポイント・ジャーナリング」

これは私がヨガスタジオ「スタジオ・ヨギー」のオンラインクラスで習った方法。毎月月末に、①その月気になったこと&モヤモヤしたこと、②その月よかったこと、③来月こうなったらいいな、の3つを5分間書き出す。全部終わった後に①を読み返して、どうすればその悩みがなくなるかを書いてみる。毎月このクラスを受講しているのだが、翌月読み返すとモヤモヤしていたことはあらかた解消され「こうなったらいいな」の8割方は叶っている、かなりおすすめの方法。書き出してみることで気になっていること、実現させたいことに対して先延ばししていたアクションをすぐに実行に移すようになったのが大きい。おかげで、環境や他人のせいにしているよりさっさと自分で動けば解決できることの方が多いということに気づけた。

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やり方は自分好みにアレンジしよう

カウンセリングだと相手にどう思われるか気になってしまうけれど、ジャーナリングなら誰に見せるでもないので安心して本音が書ける。これが最大のポイント。どんな最低な考えや高望みと言われそうな願いでもOK。家族やパートナーと暮らしていて見られる不安があるならば、スマホのメモアプリに書いたっていい。モーニングページも、朝時間がないなら通勤電車の中でスマホで書けばヨシ。やり方を自分好みにカスタマイズして、最適解を見つけよう。 私の場合、「3ポイント・ジャーナリング」は落ち着いた場所で、お気に入りのノートにペンで手書き。「モーニングページ」は朝起きてすぐにスマホかiPadのメモ帳に入力している。特に「モーニングページ」は起きてすぐ書くことに結構意味があるので、書くツールをさっと取り出せるところに用意するのがベター。とはいうものの、著者ジュリアは手書き推奨派。手を動かすことでじっくり時間をかけて思考を言葉にする、その過程にも意味があると説く。なので最初のうちは、脳のトレーニングも兼ねて手書きをおすすめする。

たとえばお正月に今年1年にやりたいことをリストアップする、付き合いたい恋人の条件を20個考える。これらも立派な「ジャーナリング」。大事なのは、自由に自分のマインドを開放して書くこと。この作業によって日頃気づかぬうちに抑制していたクリエイティビティが開花し、自分の可能性にどんどん気づき始める。やってもいないのに「どうせダメだ」と左脳で押さえつけていた夢はないだろうか。人は想像できることならばすべて実現可能だといわれている。だからアイデアを書いて可視化することで、奇跡のような出来事が起こり始めるのだと、ジャーナリングを長年続けてきた私は理解している。そして思考のガラクタを片付けることで、インスピレーションが湧いてきて、なぜかシンクロニシティが連鎖する。これはジュリアの本の続編『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』でもさまざまな実例が紹介されていること。

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自由に書き綴ることで、クリエイティブ能力が開花する

これにはちゃんとした根拠もある。前述のジュリア・キャメロンは著書の中で、モーニングページを始めた頃は人生で窮地に立たされていたのが、続けるうちに「仕事や生活や恋愛のもつれをほぐしてくれた」と書いている。「道なきところに道を示してくれた。今では、示された道を行けば、必ずそれが続いていくと信じている」。悩み事の答えは、必ず自分の中にある。また、人は忙しい日々に紛れ、社会に順応しようとするうちに、自分を自由に表現することを忘れてしまう。それを思い出させてくれるのが無制限に書き綴るジャーナリング。そのため、モーニングページを実践した人々は、クリエイティビティを開花させ、アートや執筆、新しいビジネスなど「ずっとやりたかった夢」に踏み出していくようになるのだ。これが一見「不可能なことを可能にした」ように映る。

私もそのひとり。15年以上前にスタートして、ファッションライターの活動だけだったのが、今では恋愛コラムを書き恋愛コンサルもして、婚活服のパーソナルショッパーのビジネスまで広がっている。断っておくが、私は本来そこまでやる気や野心があるタイプではないし、どちらかというと怠け者。それがジャーナリングで自分の思考をどこまでも解放することで、無意識に狭めていた自分の枠組みを乗り越え、どうしたら夢を実現させられるか次々にアイデアが湧いてくるからここまで行動的になれたと分析している。

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悩む時間が少なくなる分、人生が充実する

「恋愛コラムを書きたいな」と書いたことで、どんな内容のコラムが書きたいか具体的に企画やタイトルを考えてみた。そうしたらその後、知り合いの編集者から「何かやりたい連載の企画はない?」と聞かれ、とんとん拍子に連載が決まった。恋愛コンサルも、7年間続いたコラム連載が休載になったとき、ショックだったけれど書き出してみると、連載を持っていることよりも誰かの悩みを解決することでお役に立つことの方が自分にとってのプライオリティだと分かった。だから翌日には「SNSで集客して直接恋愛相談に乗るサービスを始めよう」と無料予約アプリを利用してビジネスを立ち上げた。この切り替えの速さは、ジャーナリングによって手に入れたもの。ショックなことが起きたとき、思考は堂々巡りしがちだけれど、書くことで第三者的目線で「今」やるべきことが視覚化される。

自分の頭の中を可視化するのは、クローゼットを整理するのに似ている。必要なものが何なのか、どこにあるのかわかっていれば無駄は少なくなり、日々の服選びはスムーズになるよね。それと一緒で、自分の思考を把握し管理できていれば行動が最適化されるから、ポジティブなことに使うエネルギーが増え現実化のスピードが速まる、という理屈。

いろいろ書いてみたけれど、ジャーナリングの魅力を知るには実際やってみるのがいちばん。また、もっと詳しく知りたい方には、前述の「モーニングページ」を提唱した自己啓発本のベストセラー、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』がおすすめ。騙されたと思って、まずは1ヶ月、少なくとも2週間、モーニングページを続けてみてほしい。きっと何かが変わり始めるのを感じられるはずだから。

PROFILE

さかいもゆる 恋愛コラムニスト。26歳で結婚し、40歳を目前に離婚。そこからさまざまな開運法・スピリチュアル・占い・カウンセリングなどあらゆるものを試してきた経験を活かし、「with online」(講談社)で恋愛コラム連載「教えて! バツイチ先生」を執筆。2023年には恋愛&人生コンサルサービスをスタート。X アカウント @batsu1teacher お問い合わせは moyurusakai.com@gmail.comまで。

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