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最初は自分のペースに合わせて緩めのフォームから始めてもいい。【中野真矢のライテクベーシックス|総括】

  • 2026.4.2

ライディングフォームについて学ぶとき、ぜひ最初にやってもらいたいのは、写真や動画で自分の現状を客観的に把握することです。ライディングに限らず、スポーツはイメージが大事です。自分の走っている姿を写真や動画でチェックすることで、少なからず気づくことはあるはずだし、理想のフォームに近づけるにはどうすればいいのか、想像しやすくなると思います。

例えばライディングパーティでは、プロカメラマンが撮った写真の販売や、プロライダーに先導や追走で動画を撮影してもらえる限定プランもありますが、これらの写真や動画は記念になるだけでなく、スキルアップの資料としても役立ちます。もちろん仲間同士での撮影など、より手軽な方法でも大丈夫。とにかく、イメージするための基準となるものを頭の中に入れてください。

実は僕自身、雑誌でライディングシーンを撮影するときなどには、現場でカメラマンさんに写真を見せてもらって、頭の位置などがイメージとズレていないかをチェックすることがあります。そういう作業を繰り返すことで、自分がどのようなフォームで走っているのか想像しやすくなるし、走行中にそれくらいの余裕が生まれたら、ほかにもいろんなことに挑戦できると思います。

そして、自分のフォームを客観的にチェックするためには、やっぱり現代のスタンダードを知ることがとても大事です。もちろんフォームに個性があって悪いわけではないんですが、まずはセオリーを理解することが近道。だから今回の特集では、基本を意識しながら解説しています。

【ライディングパーティに参加してプロのアドバイスを受けるのが近道】「スキルアップの近道はプロライダーに教わること」というのは、ライディングフォームに関しても同じです。自分のフォームを客観的に分析することも大切ですが、プロに直接確認してもらいながらレクチャーを受けるほうが手っ取り早い方法です。本誌が主催しているサーキット走行会のライディングパーティでは、希望者が無料で受けられるライディングフォームチェックも実施中。ぜひ参加して、“プチスクール”として活用してください。
【ライディングパーティに参加してプロのアドバイスを受けるのが近道】「スキルアップの近道はプロライダーに教わること」というのは、ライディングフォームに関しても同じです。自分のフォームを客観的に分析することも大切ですが、プロに直接確認してもらいながらレクチャーを受けるほうが手っ取り早い方法です。本誌が主催しているサーキット走行会のライディングパーティでは、希望者が無料で受けられるライディングフォームチェックも実施中。ぜひ参加して、“プチスクール”として活用してください。

でもそれは「絶対にこれが正しい」という意味ではありません。例えばサーキットビギナーで、まだペースが遅めなら、5〜6割程度の重心移動でも大丈夫。加齢などで思うように関節が動かなくて……なんて人もいらっしゃるでしょう。基本はあくまでもここにありますが、大きく逸脱しなければ、そのベースに多少のアレンジを加えていただいても問題はありません。

また、セオリーを知るということに似ているのですが、“お手本”を作ることも非常に役立ちます。冒頭で触れたように、僕の場合はポル・エスパルガロ選手がその一人でした。MotoGPや全日本などで応援しているライダーがいるなら、その選手のフォームを意識してみるのも楽しいと思います。

ライディングフォームを覚えることはとても重要ですが、そこが最終目標というわけではなく、フォームができているからこそ車体が自在に操れる。だから恐怖心が減り、視野が広がり、ライン取りについて考えられ、よりハイレベルなコーナリングやブレーキングに挑戦して……と、その先につながっていきます。

基礎となる部分を確実にマスターして、ここからスポーツライディングのスキルを一歩ずつ築き上げていきましょう!

(中野真矢)

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