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「もう寒くないかも…」寒さのピークは過ぎた?雪どけのペースは?気象予報士が【春の気配】を解説

  • 2026.2.17

「きょうは寒くないかも…」

2月15日の最高気温は札幌で5.8度まで上がり、道路のいたるところに大きな水たまりができていました。

今冬の寒さはピークを過ぎ、このまま季節は春へと移り変わっていくのでしょうか?

今回は、過去の気象データや最新の予測をもとにこれからの寒さや季節の移り変わりについてHBCウェザーセンターの気象予報士・篠田勇弥が解説していきます。

Sitakke

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

寒さのピークは過ぎつつある

私は冬の風物詩のひとつ「さっぽろ雪まつり」が終わり、排雪が進んで広くなった道を見ると「冬も折り返しを過ぎたな」と感じます。

では、実際に冬の寒さのピークは過ぎたのでしょうか?

具体的には次の2つの理由から冬の寒さのピークは過ぎつつあると考えられます。

・平均気温の変化
・気圧配置の変化

まず、平均気温の変化ですが、札幌では1月中旬から2月上旬にかけて最も低くなります。
統計的には、すでに寒さのピークは過ぎていると言えるのです。

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札幌の平均気温の移り変わり(気象庁のデータを基に作成)

2月中旬に入ると季節は冬から春へと歩み始めます。

そして気圧配置の変化ですが、北海道では2月に入ってから低気圧と高気圧が交互にやってくるパターンが多くなっています。

これはつまり、冷たい空気や雪雲を運んでくる「冬型の気圧配置」が長続きしなくなっていることを意味します。

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2月9日から11日の天気図

気圧配置は日替わりで、冬型の気圧配置→高気圧→低気圧と変化しています。
天気が変わりやすいのは春の天候の特徴です。

春は足早に?

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2026年2月15日 札幌市中央区 排雪が終わって広くなった道

普段の生活では「早く雪がとけてほしい」と思う方も多いですよね。
この先、雪どけのペースは例年より早まるかもしれません。

2月12日に気象庁から発表された1か月予報では、向こう1か月の気温は平年よりも「高い」予想になっています。

3月に入るころには「降る雪」よりも「とける雪」の量が多くなり、札幌で100センチを超えていた積雪も、4月のはじめにはほとんどなくなっているかもしれません。

さらに、気温が平年よりも高いことで、サクラの開花も早まりそうです。
日本気象協会によると、サクラの開花予想日は、 函館で4月23日、札幌は4月26日 と、平年よりも5日ほど早い予想になっています。(1月19日発表)

今年はちょうどゴールデンウィークの時期にサクラの見ごろを迎えるところが多くなるかもしれませんね。

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2025年5月3日 満開のサクラと函館・五稜郭タワー(篠田勇弥撮影)

去年は札幌・函館ともに4月23日の開花で、ゴールデンウィークの時期に見ごろとなりました。
そして、サクラの開花と同じくらいの時期に始まるシラカバ花粉の飛散開始も早まるかもしれません。

油断は禁物

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2013年3月2日21時の天気図(気象庁より)低気圧が北海道の近くで台風並みに発達しました

この先の気温は、平年よりも高くなる傾向ですが、低気圧による「ドカ雪」には、まだ注意が必要です。

過去には3月に暴風雪による大きな災害も発生しています。

2013年3月2日から3日にかけて、急速に発達した低気圧によって網走や根室地方では500台以上の車が立ち往生し、9人が犠牲になりました。

この災害をきっかけに、気象台では同様の被害が予想されるときには「数年に一度の猛吹雪」や「外出は控えてください」など、一層の警戒を呼びかける言葉を用いることになりました。
冬の終わりごろの低気圧には要注意です。

また、急速に暖かくなることで、傾斜地でのなだれや屋根からの落雪、雪どけによる道路の冠水などが発生する恐れがあります。

特に冬山登山や、整備されていないバックカントリーでのスキーは、これからの時期こそ慎重な判断が必要です。

また、気温が高い傾向でも一時的に強い寒気が流れ込むことはあります。

「こんなに寒くなるとは思わなかった…」

そんな日も出てくるかもしれないので、体調管理に気をつけたいですね。

まとめ

2月4日は二十四節気の一つ「立春」。
暦の上ではすでに「春」を迎えています。
そして、実際の気圧配置や気温の変化の傾向を見ても、季節はゆっくりと春に近づきつつあります。

ただ、これからは天気や気温の変化が大きくなる時期になります。
コロコロ変わる天気や気温に振り回されないよう、日々の気象情報をしっかり確認して、無事に春を迎えられるようにしたいですね。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

Sitakke

文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。

※掲載の情報は記事執筆時(2026年2月16日)の情報に基づきます。

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