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「君とは付き合えない」学園祭で好きな人に告白するも失敗。だが、後夜祭での彼の行動で、失恋の痛みが消えたワケ

  • 2026.4.2

秋風より冷たい、2年越しの想いの結末

高校生活のハイライトとも呼べる秋の学園祭。賑やかな喧騒から離れた体育館裏で、私は自分の大きな心音を持て余していました。

入学式の日から丸2年。ずっと胸に秘め続けてきた「彼」への想いを、今日こそ結実させるのだと決意していたからです。

「忙しいのに呼び出してごめんね。入学した時から、ずっと好きでした。私と付き合ってもらえませんか」

震える手足を必死に隠し、真っ直ぐに彼を見つめて想いを打ち明けました。

しかし、沈黙のあとに彼から放たれたのは、身を切るような冷たい言葉でした。

「ごめん。他に本気で狙ってる子がいるから、君とは付き合えないや」

「……そっか、突然変なこと言ってごめんね」

引きつる頬を無理やり笑顔の形に歪め、背を向けるのが精一杯でした。

足早に立ち去る彼の足音を聞きながら、私の視界は涙で滲んでいきます。

2年間温め続けた恋が、たった一瞬で終わってしまった虚無感。お祭り騒ぎを楽しむ気力など、とうの昔に消え失せていました。

全校生徒が目撃した、痛快すぎる告白の結果

心にぽっかり穴が空いたまま迎えた後夜祭。クライマックスの企画は、特設ステージの上から愛を叫ぶ「公開告白イベント」でした。

「さあさあ!この熱気の中で、思いの丈をぶちまけたい勇者はいないのか!?」

司会者が煽り、何人かの生徒が冷やかされながらステージに上がるのを、私は上の空で眺めていました。

しかし、次に階段を駆け上がっていく後ろ姿を見て、心臓が跳ね上がりました。

さっき私を振ったばかりの、彼だったのです。

「嘘でしょ……?」

彼が自信満々にマイクを握りしめ、熱い視線を送った先には、別のクラスで可愛いと評判の女の子がいました。

「別のクラスの◯◯さん!ずっと惹かれてました!俺と付き合ってください!」

マイクを通した声が夜のグラウンドに響き渡り、全校生徒が固唾を飲んで彼女の口元に注目しました。手渡されたマイクを握り、彼女はひどく気まずそうに呟きました。

「せっかく言ってくれたのにごめんなさい……。私、付き合ってる人がいるの」

「えっ……マジか。あ、ごめん!」

その瞬間、会場を包んだのは同情混じりのため息と、抑えきれないざわめき。「他に好きな人」とは、彼女のことだったのでしょう。

全校生徒の目の前で、彼がこれ以上ないほど華々しく散った瞬間でした。

気の毒だとは思いつつも、私の胸の奥から弾けたのは、紛れもない「スカッとした!」という感情。不思議なことに、数時間前の大失恋の痛みは、すっかり浄化されてしまったのです。

あれから数年。風の噂によると、彼はあの後夜祭のトラウマからか、いまだに浮いた話が一つもないそうです。

一方の私は、心から大切にしてくれる素敵な人と出会い、結婚して穏やかな毎日を過ごしています。

今振り返ってみても、あの苦い失恋と、その直後に訪れた痛快などんでん返しは、私の人生における最高のスパイスだったと思えるのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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