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「授業参観、俺が行くよ」子供の行事に普段は行かない夫。だが、息子が明かした事実に思わず唖然【短編小説】

  • 2026.4.2

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

夫の突然の宣言

私は都内で共働きをしながら、小学校に通う息子を育てる母親です。

我が家の悩みは、夫が子供の学校行事に全く関心を示さないことでした。これまでの運動会や保護者会も「仕事が忙しい」「俺が行っても居場所がない」と理由をつけては、すべて私に丸投げしてきたのです。

そんな夫が、リビングのテーブルに置いてあった学級通信を見て、信じられない言葉を口にしました。

「今度の授業参観、俺が行くよ」

私は耳を疑いました。

「えっ、本当に? あんなに面倒くさがっていたのに」

私が尋ねると、夫は少し照れくさそうに答えました。

「たまには父親らしい姿を息子に見せてやらないとな。仕事の調整もついたし、任せておけよ」

その殊勝な態度に、私は「夫もようやく成長したのかも」と、少しだけ期待を抱いたのです。

息子が明かした驚愕の理由

しかし、その淡い期待はすぐに打ち砕かれることになります。夕食の準備をしていた際、学校から帰った息子が、私の顔をのぞき込んでこう言いました。

「お父さん、新しい担任の先生のこと、楽しみなんだね」

私は手を止めて聞き返しました。

「新しい先生って、今の担任の先生のこと?」

「うん。モデルさんみたいに若くて、すごく綺麗な先生なんだよ。友達のお父さんたちも、みんな『今回の参観は絶対に行く』って盛り上がっているみたい」

息子の無邪気な一言に、私の頭は真っ白になりました。

夫が急にやる気を出した理由は、教育熱心になったからでも、私を労わろうとしたからでもありませんでした。

ただ単に、美人の先生を拝みたいという、あまりにも浅はかな下心が動機だったのです。

そういえば最近、夫はやけに鏡の前で髪型を気にしたり、新しいシャツを新調したりしていました。すべてはこの日のためだったのだと合点がいき、私は深い溜息をつきました。

呆れを通り越して、もはや乾いた笑いしか出てきません。当日の朝、香水を振りかけて浮足立つ夫の背中を見送りながら、私は心の中で静かに決意しました。

次回の三者面談は、何があっても絶対に私が主導権を握ろう、と。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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