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がんサバイバーに「治験なんか受けてる人に薬は出せない」確認もせず患者を追い返した医師。しかしその後

  • 2026.3.31

体調の悪い時に頼みの綱となる医療機関。5年前にがんを経験した筆者にとって、医師は絶対的な存在でした。しかし、あることをきっかけにかかりつけの医師から心無い言葉をかけられたエピソードをご紹介します。

画像: がんサバイバーに「治験なんか受けてる人に薬は出せない」確認もせず患者を追い返した医師。しかしその後

治験

私は昨年の10月で、がんの手術から満5年が経過しました。
検査を受けた結果、担当医師から今のところ再発や転移はないと言われて一安心。

すると担当医師から「治験を受けてみませんか?」と提案を受けました。
手術後、10年間飲み続けなければいけないと言われていた高額な薬代が補助されること、安全性の高い薬であることを聞いて、治験を受けてみることにしたのです。

インフルエンザ

治験はすでに最終段階の状態だったため大きな問題はなく、担当の看護師さんや医師が体調や術後の経過を丁寧に診てくれるため、私は安心していました。

しかし11月に息子がインフルエンザに罹患し、私にも感染。
治験管理室に連絡したところ、かかりつけの病院があればそこで診察を受けてほしいと言われました。
私はかかりつけの病院を受診し、検査でインフルエンザのA型が判明したのです。

そんな人

診察後、治験を受ける際に医師からもらった『治験に参加しているという証明のカード』があるため、そのカードをかかりつけの医師に見せると「え? 治験?」と露骨に嫌な顔をされました。

「どんな薬飲んでるの?」と聞かれたため、治験のカードとお薬手帳を提出。
治験のカードには処方されている薬品名などが書かれていて、一緒に処方されている薬もあったためお薬手帳も一緒に提出したのですが、その医師はきちんと確認せず、面倒くさそうにこう言ったのです。

「はぁ……嫌だなぁ。そんな治験なんかやってる人にインフルエンザの薬は出せないね」

怒り

帰宅後、私はインフルエンザだったことを治験管理室に連絡。
「お薬は何が出ました?」と聞かれたため「治験なんかやってる人に薬は出せないって言われました」と医師から言われたことをそのまま伝えました。

すると、担当の看護師さんは明らかに怒った様子で「え? なにそれ? どこの病院?」と一言。
私はかかりつけの病院名を伝え、一旦電話を切りました。

連携

翌月の受診日に治験管理室へ行くと、看護師さんが「大変だったね。大丈夫だった?」と声をかけてくれました。
何とか乗り切ったと伝えると「うちの先生が電話してくれたから。医者のくせに何言ってんだってすごい剣幕だったよ」と笑っていました。

治験担当の医師は、かかりつけの医師に連絡し、私の受けている治験は安全性の高いものだということを説明してくれたようです。
看護師さん曰く、治験薬はインフルエンザ抗菌薬とは関係性がなく、医師であれば服用しても問題ないとわかるはずだとのこと。
確認もしないで「治験なんか」と言ったことに、治験の担当医師が「怠慢だ」と怒っていたそうです。

一安心

かかりつけ医師の対応はとんでもないことだったらしく、もしまた同じようなことを言われたら、すぐに報告してくれとのことでした。
その後、かかりつけ医師のお世話にはなっていませんが、次からは安心して診察をしてもらえそうです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
短大を卒業しOLをしていたが、父親の病気による廃業をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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