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早退を相談するたびに「昔は仕事優先が当たり前だった!」昭和上司からパパ社員を救った『若手の一言』

  • 2026.3.31

皆さんは、職場で「昔はこうだった」と過去の価値観を押しつけられて困った経験はありませんか。時代が変われば働き方や考え方も変わるものですが、長く働いてきた人ほど、その変化を受け入れるのが難しい場合もあります。今回は、筆者の友人S太から聞いた、時代によって変化する働き方についての価値観に関するエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp
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共働き家庭のリアルな現状

S太は30代の会社員です。3歳になる息子がおり、妻と共働きで子育てをしています。夫婦ともにフルタイムで働いているため、保育園からの急な呼び出しや体調不良など、予定通りにいかない日も珍しくありません。妻の仕事の都合がつかない場合は、S太が早退したり、リモートワークに切り替えたりすることもありました。

会社として制度は整っているものの、S太には気が重くなる瞬間がありました。それは、上司のB男から必ずと言っていいほど聞かされる“あの一言”。

「俺たちの時代は〜」が口ぐせの上司

S太が早退の相談をすると、B男は決まって「俺たちの時代は、仕事を優先するのが当たり前だったんだ」と言います。さらに「子どものことで早退なんて、ほとんどなかったぞ」と自分が若い頃どれだけ働いたかという“武勇伝”が続くのです。

最初のうちは「そうなんですね……」と受け流していたS太でしたが、毎回同じ話を聞くうちに、だんだん申し訳ない気持ちよりも疲れを感じるようになりました。制度はあるのに、使うたびに昔話を聞かされる空気が重く感じられたからです。

まさかの後輩が救世主に

そんなある日、S太が保育園からの呼び出しで早退することになりました。するとまたB男が、「俺たちの時代はな〜」と話し始めたのです。その場には、入社2年目の新人社員R太もいました。

するとR太は、穏やかな口調で「B男さんの時代はそうやって会社を支えてこられたんですね。その土台があるからこそ、今はS太さんのように仕事と子育てを両立できる制度が整えられているんだと思います」と言い、さらに続けて「もし僕が将来子どもを持ったときも、同じように働ける環境があると助かります」と自然に伝えたのです。

その言葉に、B男は少し驚いた表情を見せ「そうか……今はそういう時代なのかもしれないな」と苦笑いしながらつぶやき、それ以上昔話を続けることはありませんでした。その日以降、B男は「大丈夫か? 仕事はフォローするから行ってきなさい」と声をかけてくれるようになりました。

価値観は人それぞれ、世代によっても偏りがあります。しかし、頭ごなしに否定するのではなく、冷静に言葉で伝えることで相手の考え方が変わることも。時代が変わる中で大切なのは、過去を語ることよりも、お互いの立場を理解し合う姿勢なのかもしれません。令和の職場では、そんな柔軟なコミュニケーションが求められているのだと感じさせられる出来事でした。

【体験者:30代・男性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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