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「この返し、脈あると思う?」好きな人とのスクショを友人に送るつもりが、本人に送ってしまった【短編小説】

  • 2026.3.31

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

最悪な誤爆

深夜の静寂。

青白いスマートフォンの光が、私の期待と不安を映し出していました。

画面の向こうにいるのは、半年間ひっそりと想いを寄せてきた彼。

届いたのは「来週の土曜、二人でどこか行かない?」という一言。

舞い上がる気持ちを抑え、まずは作戦会議。

客観的な意見をもらうため、信頼している親友に助けを求めることにしました。

彼とのトーク画面を素早くスクリーンショット。

そのままメッセージ入力欄に「この返し、脈あると思う?期待しちゃっていいのかな」と打ち込み、勢いに任せて送信ボタンをタップ。

その直後、視界がぐにゃりと歪みました。

送信先は親友のトーク画面ではなく、今まさにやり取りをしていた「彼」の画面。

指先を襲う、凍りつくような感覚。

パニックで指が震え、送信取り消しを試みるも、焦れば焦るほど操作は空回り。無情にも画面に刻まれたのは、非情な「既読」の二文字でした。

数分間の沈黙。

スマホを握りしめる手に、じっとりと汗がにじみます。「自意識過剰な女だと思われたかな」「もう二度と顔を合わせられない」。最悪のシナリオが頭を駆け巡り、胃を雑巾のように絞られるような激痛。このまま時間が止まってしまえばいいのにと、絶望の淵に立たされたその時でした。

彼からの返信

不意に鳴り響く、通知音。

「ごめん、驚いて返信が遅くなった」

恐る恐るメッセージを開くと、そこには夢のような言葉が綴られていました。

「脈、めちゃくちゃあるよ。実は俺も、友達に同じこと相談しようとしてたんだ」

一瞬、頭の中が真っ白になりました。まさかの相思相愛。最悪の誤爆は、幸運の女神が仕掛けた強引なきっかけだったのかもしれません。

あの日から、私たちは恋人に。

誤爆一つで世界が変わるなんて、人生は何が起こるか分かりません。

でも、もう二度とあの胃の痛みは味わいたくない。今でもスマホの送信ボタンを押すたび、あの夜の冷や汗を思い出しては、慎重に宛先を確認してしまう私なのです。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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