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ダブル不倫中です…この恋、本気にしてもいい?その答えの「カギ」をつかむアドバイスとは

  • 2026.3.28

はーい皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。

ああもうやんなっちゃう……人の気持ちというのは、どうやら自分自身でさえも自由にコントロールできないものらしいわねぇ。

最近あたしといえば、今でも大好きだった元カレが入籍なさったそうで(これガチ話。予想はついていたものの、連絡来たときは衝撃発表でおったまげ〜!だったわ)、それ以来こころの状態が新郎新婦に心労辛苦。
嵐のように荒れる日々を送っておりました。

バッカみたいよね。誰かへの叶わぬ恋慕に、三十路になってまで振り回されちゃうなんてさ。我ながら情けないもんだわ。

Sitakke
ライター・満島てる子

でもどうやら読者の中にも、あたしと事情は違ってはいながら、人を愛しく思う情のせいでにっちもさっちもいかなくなっている方がいるみたい。

「あんたも大変ねぇ!」と思わず叫んだこちらのお手紙、ご紹介させてください。

読者からのお悩み「セックスレスの末、現在ダブル不倫中…この恋、本気にしていい?」

Sitakke
Sitakke

うわぁお。
あえてはっきり申し上げますが、Sitakkeコラム連載史上、最もスキャンダラスなお悩みだわこれ。

というか、この事例を「スキャンダラス」とみなしてしまう自分自身のことを振り返ってみると、結婚制度がもたらす功罪というのがきっとこの世の中には様々あって、あたしもそれに少なからず毒されているんじゃないかって気になってくるわね。

とはいえまずは「やり投げの女王@すすきの」さん、素直なお手紙を送ってくださりありがとうございます!

てことで、今回のメイントピックは「ダブル不倫」。

うーん、何度見てもこの単語、世に言う『パワーワード』の典型例よね。そこらの言葉にはない衝撃波を、文字面からして放っている気がする。

でもおそらく、この語が示す関係性を誰かと結んでいる人は、実はそんなに少ないわけではないんだろうなぁ。

人々の様々なかたちでの愛憎であったり、公にはなかなかできないつながりであったりを、たたえたりとがめたりする前にまず受け入れ続けてきた繁華街という場所で、人生の半分を過ごしてきた者としては、経験からしてもそう真面目に思います。

そうねぇ。セックスレスについては、何度となくこの連載の中でも取り上げさせてもらってきたけれど。

そんなコラムたちの中でも仄めかしていた通り、あたしは「性欲を夫以外で満たすのは許されるのか、許されないのか」という議題についていえば、ある意味「許される」と考えている派。

一夫一婦制が示すような「つがい」規範というものは、時に「ふうふ」に相当する人それぞれを、互いの「所有物」「占有品」かのように演出してしまいます。

その演出が、場合によってはゆがんだかたちでの縛りや呪いにつながっていくわけで。

しかも、ことセックスについては、個々人の欲求の濃淡や示し方の違いも相まって、その傾向が強く出てしまうことが多いみたいよね。

そうした苦しみに、2人とも身悶えするぐらいであるならば。
真面目に話し合った上で、セカンドパートナーを許容していくような方向性をとっていくことを、その「ふうふ」の未来の選択肢として考えることの方が、きっとよりポジティブ。

Sitakke

「オープンマリッジ」という単語もしばらく前に話題となりましたが、モノガミー(結婚は一対一であるべきという考え方)的ではない生き方には、もっと積極的な意味での光が当たってもいいんじゃないかなぁと個人的には思います。

とはいえ、それは当該の婚姻関係にある2人の間で、建設的なコミュニケーションが成り立っており、合意形成が満足に行われているのが前提の話。

「やり投げの女王」さんの場合はどうかというと、そこにはきっと至っていないよね。

そしてそれがゆえに、目下のホットな間柄の別のお相手との仲は、法的なリスクも背負わなければならないものになっているわけだ。そりゃしんどいわよ。

加えて、ホットな人の方の本気度も不透明ともなれば、余計にモヤモヤも溜まるはず。
状況が状況だけに、しっかり不満を感じることでしょう。

だって「離婚に向けて動かなきゃいけない」という重くかつリスキーな課題はどちらにも共通しているわけで、にもかかわらず自分ばかりがそれを進めているとなれば、「ひとりだけ人生大損こいてないこれ!?」とあたしだったら激怒しちゃう気がする。

「このまま信じていいのかわからなくなってしまいました」という「やり投げの女王」さんの正直な吐露には、まさにやりの如くブッ刺さる悲痛さがあるわよね。

あなたのこころもちをどこまで軽くすることができるかもそうだし、目下の「ダブル不倫」をあたしの言葉で解決できるかとなればなおさら、それは当事者ではない以上どうしてもわからないんだけれど。

少しでも資するものがあればという気持ちで、ここから自分なりのアドバイスを綴ってみることにするので、目を通していただければとてもうれしいです。

あたしなりのAnswer

Sitakke
お花シリーズ「スターチス」花言葉は「途絶えぬ記憶」あたしも元カレの結婚報告を聞いて、色々想いを馳せました

てことで「やり投げの女王@すすきの」さん。

「ダブル不倫」のお相手との「恋を本気にしていいのか悩んでい」るあなたに向けてひとつ、あたしから強くおすすめさせていただきたい。

目下の添い遂げたいお相手と次会うときには、ぜひその人と「トータルとして今の人生、何が不安か」(不満ではなく)を、互いに吐き出しあってみてください。

そして、そのやり取りの中から、今の「恋を本気にしていい」のかどうかの鍵を、相手の言葉を吟味することで探し出してみてほしいんです。

「は?何言ってんの?」ってなっちゃったかな(お願い!やりで刺さないで!笑)。

もうちょっと具体的に言うとね。例えば今お相手は「奥さんと一緒に飲みに行ったり、旅行に行ったり」しているじゃない?
これきっと、今の「やり投げの女王」さんにとっては、あなたと一緒になろうとする姿勢とは正反対に思えて、単なる行為として見た時は不満だし不快なはず。

でも、じゃあここであえてお相手の立場から考えてみてほしいんだけれど、思うにその行為には、実は複雑な事情や感情がこもっているんじゃないかしら。

もっといえば、なかなかはっきりと表に出せない暗い気持ちというか、現状を変えてしまうことへの迷いや、現在の妻を捨てることへの罪悪感など、本当は誰か(あなたも含め)に聞いてほしくてもなかなか言えない負の感情が、そこにはうずまいているんじゃないかしら。

だとすれば、です。
そうしたこころの影について、ありのまま傾聴する姿勢を見せることは、新しいコミュニケーションの可能性、もっと言えば、新しい信頼関係を作っていく可能性をもたらすものな気がするのよ。

「自分でよければ、もっといろいろ気楽に聞かせてよ」と相手に自己開示をうながし、その言葉を受容すること。

それによって「やり投げの女王」さんの抱えている「信じていいのかわからなくなってしまった」という目下の現状、もしかしたら打破すること、できちゃうんじゃない?
あたし、本気でそう思うの。

お互いの開示でみえてくるもの

Sitakke

もちろん、自己開示していくのは相手だけではなく、「やり投げの女王」さん側もです。

「離婚届を見せたとき、実はすごく怖くて…」とか「あなたといつ一緒になれるのか、それを勝手に考えてひとり不安になることがあって…」とか、言いづらいまま抱えていたことをあえてはっきり言葉にして、相手に投げかけてみてください。

その開示のキャッチボール、語りのリレーのなかで、向こうの本気度も浮き上がってくるでしょう。
あるいは、相手が本気じゃないのなら、それも段々と可視化されてきます。

妻との諸々について「内心別れるのが面倒で」と言ってきたり、あなたの自己開示を「ふーん」と中途半端にしか聞けないようなら、それは確実に「信じていい」人ではない。
あたしだったら即、ゴミ箱にポイポイポイのポイです(誰かコレクターユイ、知ってる人いるかしら)。

不倫だからいいとか悪いとか、あたしはそれ、恋の本気度には関係ないと思います(法律的にはもちろんアウトだから、訴訟にならないかだけはお気をつけて!)。

ただそれ以前に、目の前にいる人と互いの気持ちを根本からシェアできるのかどうか、これはどんな恋であっても、いつかは確かめ合っておいたほうがいい。
「やり投げの女王」さんたちのその「いつか」は、きっと今なんじゃないかな。

そして、そんな今を有意義につむぐ作業。これを通じてはじめて、あなたたち2人はようやく新しい道へと、一緒に、あるいは別々に、ただしく歩み出すことができるんじゃないかな。

誰かと人生をともにすることも、誰かとの人生に終止符を打つことも、決して簡単な話ではありません。
だからこそ、並々ならぬ気持ちにさせてくれる人が誰かいたならば、その人とは正面から向き合ってみたいものよね。
「やり投げの女王」さん、あなたはどうかしら?

2人の向かう先がどこなのかは、私にはわからないけれど。
少なくともあなたには「自分、よくやった。しっかり相手と向き合った。だからこの生き方に悔いはない!」と、しっかり胸をはることのできる未来へ進んでいってほしいな。

すすきののはじっこに、女王の快進撃を楽しみにしている女装がいることを、最後にお伝えしておこうと思います!

ま・と・め♡

というわけで、今回はなんと「ダブル不倫」という話題を、コラムとして扱うことに。
これまでの連載にはない方向性のお手紙だったから、すごく考えさせられたわぁ。

人間のお悩みって本当に千差万別、多種多様なんだって、改めて感じることができました。

この記事を読んだ方のなかには、きっと他にも周りには言えないモヤモヤを抱えている人、まだまだいるはずよね。
そんな方はぜひ応募フォームから、どしどし気持ちをポイポイしてもらえればと思います。どうぞよろしくね!

ではでは今日はこの辺で。
Sitakkeね〜!

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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

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