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「トランプとFIFAのやり方に腹が立つ」決勝チケットは最低“67万円”…アメリカでのW杯は「金儲け主義」とファンから不満

  • 2026.3.28

2026年ワールドカップを巡り、世界中のサポーターから高額な費用や渡航の難しさへの不満が噴出している。

主にアメリカで開催される同大会について、ドイツメディア『DW』が各国ファンに取材したところ、5桁に上る支出やビザの不確実性、安全面への懸念が浮き彫りになった。

ブラジル人サポーターのチアゴ・ペソア氏はこれまでワールドカップに熱心に通ってきたが、今回は費用と煩雑さが課題だ。すでに3万〜4万ドル(約480万〜640万円)を費やしたと見積もり、グループステージのチケットだけで4000ドル(約64万円)以上かかったという。

応援するチームが決勝へ進出すればさらに増える可能性があり、「チケットが高すぎるので、今の計画ではブラジル代表だけを追いかける」と語る。同メディアによると、ダイナミックプライシング(動的価格設定)の導入で、決勝チケットは最安でも4185ドル(約67万円)に達するという。

アメリカ人ファンのアダー・メルガー氏は、メトライフ・スタジアム近くに住むにもかかわらず、2試合6枚のチケットで3400ドル(約54万円)を支払った。

同氏は「予想を大幅に超えた」と驚き、「トランプ政権とFIFAのやり方に腹が立つ。ファンゾーンに入るのに料金を取るなんて前例がない。大きな金儲け主義だ」とボイコットを検討するほどだ。

ドイツ代表のサポーターであるベンクト・クンケル氏は、グループステージ3試合で平均5000〜8000ユーロ(約92万〜147万円)かかると指摘し、「普通の人には到底手が届かない」と大会参加を断念。欧州の消費者団体とファン団体はFIFAに対し、独占的地位の濫用として苦情を申し立て、ダイナミックプライシングや15%の手数料などを問題視している。

さらに、国籍によってはビザ申請が停滞するケースや、セネガルなど一部国への渡航禁止、最大1万5000ドル(約240万円)の保証金要求もファン離れを加速させている。FIFA会長は「誰もが歓迎される」と述べているが、実際の対応に疑問の声が上がる。

こうした声から、2026年ワールドカップはファンの熱狂を呼び込めるのか、大きな課題を抱えていると言えそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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