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「冬のなんかさ、春のなんかね」最終話の結末から考える――【世界で一番、近い人】が【世界で一番、遠い人】にならないようにするために

  • 2026.3.28

※本記事は「冬のなんかさ、春のなんかね」最終話のネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意ください。

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

2026年1月期に毎週水曜・22時から放送していた、杉咲花さん主演の恋愛ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」(日本テレビ系)が、3月25日に最終話を迎えました。

このドラマは俳優たちが誇張した演技をせずに自然体な会話劇を繰り広げており、単館系映画的な空気感が魅力で話題を集めていた作品です。

彼氏に浮気していたことなどを正直に告白した主人公

最終話は杉咲さん演じる小説家の主人公・文菜と、成田凌さん演じる美容師の彼氏・ゆきおの別れが描かれました。

文菜は、これまで他の男性に惹かれたり浮気してしまったりしていたものの、ゆきおとこれからも付き合っていきたいという想いから、きちんと向き合うことを決意。ゆきおに他の男性がいたことを告白します。

ただ、ゆきおは以前から文菜に違和感を抱いており、浮気のことなども薄々勘づいていたようで、この日会う前から別れ話をしようと考えていたのです。

ゆきおから切り出された別れ話を、当初文菜は受け入れられず拒否していたものの、彼の意志の固さを悟り、受け入れることに。こうして1年以上交際した2人はお別れすることになりました。

その後、二人が最後の笑い話をしていたところ、その雑談の流れからゆきおがふと、こう語るのです。

「日々ばたばたして、向き合うことがなかったから気付けなかっただけで、ちゃんと向き合ったら、ホントはどんなこともこのぐらい単純なことだったのかもしれないな、と思って」

目の前の問題をないがしろにしたり、後回しにしたりせず、きちんとお互いが向き合っていれば、問題も解決できていたかもしれないと暗に示したのでした。

その後、文菜は一人になってから、心の中でこんなことをつぶやきます。

《この世界中で私以外の人間はゆきおに髪を切ってもらえるのに、私だけはもう切ってもらえない人間になった》

主人公は大切だった恋人を失ったことで、その人と過ごせるかもしれなかった未来まで失う可能性があったのだと気付きました。“付き合う”という行為、“恋愛”という関係性には、そういったリスクもあるということです。

意外と忘れがちな教訓【後悔しても時は戻らない】

結婚前提の恋人がいるみなさんのなかには、心配事はなく幸せいっぱいの人もいれば、恋人との関係性になんらかしらの不安を抱いている人もいるでしょう。

けれど、いずれにしても主人公・文菜の破局体験は、結婚前においても結婚後においても、とても大切な教訓があると思わないでしょうか?

【後悔しても時は戻らない】――あまりに当たり前すぎて言われるまでもないと思う人も多いでしょうが、意外と忘れてしまいがちという人も少なくないでしょう。

実際、劇中の文菜とゆきおは【後悔しても時は戻らない】ことを痛感していたかもしれません。

また、案外見落としてしまいがちなのが“恋愛”というもののリスク。

恋人同士や夫婦でいるときは、そのパートナーは自分にとって【世界で一番、近い人】であるにもかかわらず、別れてしまうと一気に真逆の【世界で一番、遠い人】になりかねないのです。

このリスクも当然と言えば当然かもしれませんが、小説家というインテリジェンスが必要な仕事をしている文菜でさえも、ゆきおと破局するまで気付いていなかった様子でした。

当たり前のことなので知ってはいても、交際中は頭の片隅に追いやってしまっていて、ついつい忘れてしまっているという人もいることでしょう。

問題をないがしろにしたり後回しにしたりすると……

“たられば”の話をするなら、もし文菜が第1話の段階で最終話の境地に達している世界線があったなら、二人は末長く幸せにいられたのかも……。(そうなるとドラマとして成立しませんが。)

最終話の文菜はもう取り返しのつかない状況まで来てしまっていましたが、だからこそ、みなさんはこの主人公を反面教師にしてみてはいかがでしょうか?

後悔しても時は戻りません。

そのときにきちんと話し合っておけば案外簡単に解決していたような問題も、1~2カ月間ほど放置してしまうと解決不可能になっているなんてこともあるかもしれません。

あえてシビアなことをお伝えしますが、大切だったパートナーとお別れすることになれば、別れ方次第で【世界で一番、遠い人】になってしまうリスクがあり、その段階で後悔しても“時すでに遅し”なんてこともあるでしょう。

もちろんケース・バイ・ケースで一概には言えませんが、パートナーの違和感や異変を見て見ぬふりしたり、仕事などの多忙を理由に話し合いをすることを後回しにしたりせず、基本的にはその都度、ちゃんと向き合っていくほうがいいのではないでしょうか?

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