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「挫折も味わった」KM東京を復権に導いた“指揮官の一手” 台湾エースが2点起用でMVP、2年ぶりの戴冠を支えた最適解【Tリーグ】

  • 2026.3.28
5度目のTリーグ優勝を成し遂げた木下マイスター東京 撮影:SPREAD編集部
SPREAD : 5度目のTリーグ優勝を成し遂げた木下マイスター東京 撮影:SPREAD編集部

卓球のTリーグは27日、東京都の国立代々木競技場第二体育館にて「ノジマTリーグ2025-2026シーズン プレーオフ男子ファイナル ノジマday」が行われ、木下マイスター東京は金沢ポートと対戦。マッチカウント3-0で勝利し、2年ぶり5度目の優勝を成し遂げた。

■立て直しが求められた中での布陣

今季のレギュラーシーズンで首位となり、2年ぶりのプレーオフ進出を果たしたKM東京。21日のセミファイナルでT.T彩たまを3-2で下した金沢との戦いで主役を演じたのは、世界ランキング7位の台湾エース、リン・ユンジュだった。
元中国代表のヤン・アンと組んだ外国人選手同士によるダブルスは、王凱監督代行が今季開幕戦のT.T彩たま戦で採用。昨季、Tリーグ7年目にして初めてプレーオフ進出を逃した名門・KM東京が立て直しを求める中で、「うちのチームでダブルスが一番うまいのはリン選手。使わないのはもったいない」と、東京五輪の混合ダブルスで銅メダルにも輝いた実績を持つサウスポーをダブルスで起用する策を講じ、シーズンでは5戦5勝を誇った。
小林広夢/チャン・ウジンペアを起用した金沢に対し、KM東京の外国人ペアは第1ゲームで6連続ポイントを奪い、11-6と幸先よく先取。第2ゲームを失ったものの、最終ゲームでは先手を取り、11-9で勝利。「ダブルスで1点取ってからがスタート」と王監督代行がシーズンで固めた布陣が、プレーオフの大一番でもそのまま活かされた。

■新エースや新星の台頭も

また、この日出番のなかった全日本王者・松島輝空や、第2マッチに起用され、田中佑汰とのフルゲームを制した16歳・川上流星の台頭も今季のKM東京の復権を支えた。これまで依存度の高かったリン以外からもゲームを奪える布陣を整えられたことは、結果的にシングルスの戦力分散につながり、初のファイナルに勝ち進んだ金沢相手にもその効果は発揮された。
第3マッチのシングルスに挑んだリンは、韓国代表のエース、チャン・ウジン相手に力の差を見せて3-0のストレート勝ち。第4マッチにもう一人のエース・松島を残したまま、2年ぶり5度目の王者に返り咲いた。2点起用に応えたリンはプレーオフのMVPに選出された。
王凱監督代行はプレーオフを行きを決めた後に、「いろいろな挫折も味わった。僕も含めて選手全員、スタッフもみんな“絶対に今シーズンは優勝する”という気持ちがとても強くて。本当にいいチームが作れたことに皆さんへ感謝している」と思いの丈を述べていた。名門・KM東京に5度目の優勝をもたらしたのは、苦難の1年を乗り越えた指揮官が作り上げた新たな“最適解”だった。

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