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夫のモラハラ、結婚前に見抜けなかったら自業自得? 経験者が語る「モラハラは簡単に見抜けるものではない」【著者インタビュー】

  • 2026.3.26

【漫画】本編を読む

夫に対する不満や怒りをSNSに匿名で投稿する妻たちがいる。社会的に話題となった「#旦那デスノート」。そのハッシュタグに着想を得たのが、「#夫デスブック」という投稿をしながら、夫が消えることを願う妻の物語『夫の死を願ったらダメですか?』(草餅よもぎ:原案、まきりえこ:作画/KADOKAWA)だ。

夫や義母のモラハラに苦しむ妻・梨央はSNSに投稿される「#夫デスブック」に共感。そこには多くの妻たちの夫への不満や、やり場のない怒りがぶつけられていた。夫の不倫が発覚したことをきっかけに梨央も投稿するようになり、似た境遇の人々との交流が始まる。しかしある日、現実で一線を越えようとする夫デスブック友だちが現れて……。

原案者である草餅よもぎさんは自身も夫のモラハラに悩み、離婚。自身の経験をどのように作品に落とし込んでいったのか。本作に込めた想いを伺った。

――本作はX(旧Twitter)で話題になった「#旦那デスノート」から着想を得ているとのことですが、このテーマで作品を描こうと思ったのはなぜでしょうか?

草餅よもぎさん(以下、草餅):「夫に死んでほしい」。このワードはかなり強いものであり、本気で望んでいる人は少数だと思います。強い言葉ゆえに他人に気軽に言えないからこそSNSという匿名性の高いツールで本音を発散する。でも、そんな人たちも最初は人生をパートナーと共に生きようと思って結婚したわけです。そこから本気で相手の死を望むほどの背景があった。その背景の一例を発信したいと思ったからです。

――草餅さんが「#旦那デスノート」の存在に気づいたのはいつ頃のことでしたか?

草餅:私自身、夫と離婚しているのですが、その数年前に気づきました。具体的な内容はあまり覚えていないのですが、私が夫に対して思う不満や愚痴と同じようなことが書かれており「こういう不満を抱くのは私だけじゃないんだ」と読み入ってしまいました。

――この作品で最初に決まったのはどの部分ですか?

草餅:夫である亮のキャラクターですね。モラハラ被害に遭うと、周囲から「自業自得」「見抜けなかった方が悪い」と心ない言葉を投げかけられることが多々あります。でも作中の亮がそうであったように、最初は「優しくて完璧な人」だったのに豹変してモラハラ男になるケースは少なくありません。モラハラは決して簡単に見抜けるものではない。だからこそ、被害者を責めてほしくない。そんな切実な願いを込めて、亮のキャラクターを描きました。

取材・文=原智香

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