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蒼井優×イッセー尾形、初の父娘役で紡ぐ愛のかたち 原田マハ初監督作『無用の人』が描く喪失と再生の物語

  • 2026.3.26
蒼井優×イッセー尾形、初の父娘役で紡ぐ愛のかたち 原田マハ初監督作『無用の人』が描く喪失と再生の物語
(C)2026 映画「無用の人」製作委員会

家族の知らなかった人生が静かに明かされていく感動作

ベストセラー作家・原田マハが2014年に発表した短編集「あなたは、誰かの大切な人」収録の一編「無用の人」を原作に、自ら監督・脚本を手がける映画『無用の人』が、2027年1月に公開されることが決定。蒼井優とイッセー尾形が父娘役で初共演を果たす。

本作は、主人公・聡美が監視員として勤める美術館に届いた謎の「鍵」をきっかけに、ひと月前に孤独死した父との記憶をたどり、家族でさえ知らなかった父の晩年の姿が次第に明かされていく感動の人間ドラマだ。

主人公・聡美を演じるのは、唯一無二の存在感と演技力で日本映画界に欠かせない存在となった蒼井優。本作で監督初挑戦となった原田との現場を振り返り、「穏やかに現場を見つめていらした原田監督の眼差しから、私は多くのことを学ばせていただいたように思います」とコメントを寄せた。

アートと茶の湯を愛しながらも静かにこの世を去った聡美の父・唯一を演じるのは、数々の作品に出演する傍ら、50年以上にわたり上演されている一人芝居で新たな表現を生み出し続けているイッセー尾形。茶の湯に造詣の深い唯一を演じるにあたり、茶人・千宗屋からの指導を受けたことに触れ、「魅力的な人たちに出会えて、無用どころか、僕にとってはありがたい作品です!」と新しい学びを得た喜びを明かした。

“好き”を生業にした聡美を温かく見守る母・柊子には渡辺えり。本作と俳優という仕事を重ね合わせ「まさに私たちは無用の人たちなんです」と語りつつ、それこそが必要不可欠な「愛」だと熱い思いを寄せる。

そして映画オリジナルの登場人物である、唯一が通っていた古道具屋の店主・タクを永山瑛太が演じ、どこか距離のあった父と娘の思いを橋渡しする役どころを担う。永山は「原田マハさんのエネルギーによって、人間はどこに向かえば良いのか少しだけ分かった気がしました」と、撮影を通して得た気づきについて語った。

■羽島聡美役:蒼井優

私がこれまで目にしたことのない景色を数多く見てこられた原田マハさんが、どのような映画を、どのように作られるのかとても興味を抱いていました。穏やかに現場を見つめていらした原田監督の眼差しから、私は多くのことを学ばせていただいたように思います。「無用の人」という言葉に、胸がほんの少しきゅっとなる方に、ぜひご覧いただきたい作品です。

■羽島唯一役:イッセー尾形

最初に台本をいただいた時は「お茶!」と唸ったものです。まるで縁もゆかりもない世界ですから。役の人物造形どころじゃない。まず「お茶!」です。

稽古が始まると千宗屋さんがそれこそ惜しみない手ほどきで導いてくれます。その先に役の人物唯一も掴めるだろうと祈りもしました。いってみれば、お茶にもぐっておりましたから、恥ずかしながら、試写を見た時に蒼井優さんや渡辺えりさんや瑛太さんたちと一緒に作り上げた映画だな、と改めて実感したわけです。

魅力的な人たちに出会えて、無用どころか、僕にとってはありがたい作品です!

■柊子役:渡辺えり

私たちの仕事はお客様に目に見えないものの大切さを伝え、限りある人生の中で「永遠の美」にあこがれて追いかける作業にまさに命を懸ける仕事だと思います。

この映画の登場人物はみんな不器用です。そしてそれぞれが目に見えない「愛」のようなもの。すぐには役には立たず捨てられてしまうような形にならないものを追いかけている。

「無用の人」まさに私たちは無用の人たちなんです。でもそれが戦争のない世の中を作る原動力だと思っています。

■タク役:永山瑛太

家族、人とのご縁、アート、
伝統工芸品、お茶の世界。
原田マハさんは
どこまでも深く
一つ一つを愛でるよう
私に言葉で伝えてくれました。

この作品を通じて
血の繋がり、伝統を受け継ぐ事、
普段の生活の中で見え隠れしていた答えが
原田マハさんのエネルギーによって
人間はどこに向かえば良いのか
少しだけ分かった気がしました。

この映画が皆様にどんな形で届くのか、
とても楽しみにしています。

『無用の人』は2027年1月公開。

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