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【絶景写真11枚】「美しいだけではない」純白の世界…その裏側に想いをはせて/北海道・十勝平野

  • 2026.3.24

数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。

今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、春の大雪の風景をお届けします。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

色を失った純白の十勝平野

3月上旬、春の背中をすぐそこに捉えていた十勝平野に、雪が降りました。
最後の最後までどこかに雪を蓄えていて、それを全部放出したような大雪。

それまでの十勝平野の景色は、雪がとけ出し畑の土も見え始め、去年の秋に植えていた秋まき小麦も見え隠れし、日高山脈の残雪と青空のコントラストが映えるような、色彩が鮮やかな光景でした。

...それが一変。純白の世界へ。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/400
・絞り f/16
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

夜中から降り始めた雪は、シンシンと降るというよりは、大粒で水分を含んだどっしりとした重たい雪。
春の背中は白く染められ、どこかに隠れてしまった気がします。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/250
・絞り f/5.6
・ISO 200

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

いわゆる、ベタ雪です。

街の中の木々の枝1本1本に雪が張り付き、そしてその上にさらに雪が積もる。
極寒の時期に見られる樹氷のような景色が雪によって作られ、純白の世界の入り口をまたいだ気がします。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/13
・ISO 500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom今年の十勝平野は、例年のこの時期に比べて暖かい気がしていました。
なんとなく、まだ冬の景色を見たかった。
心のどこかでそんな気持ちがありました。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/10
・ISO 500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:更別村

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/10
・ISO 500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

十勝平野での冬の暮らしは、「雪と暮らす」というよりは「寒さと暮らす」。
札幌から引っ越してきた私が感じたのはそんなイメージ。

もちろん、どっさり降った日もありましたが、雪かきをすることもそんなに多くはありませんでした。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:十勝平野

・シャッター速度 1/1250
・絞り f/10
・ISO 500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

なので今回の雪の光景を見たときは、大雪のどっしりくる嫌な気持ちを片隅に感じつつも、雪の景色の美しさを改めて実感し、いつもの十勝平野の景色を、いつもとは少し違う角度で見ることができました!

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/18
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

どこを見ても、どこまでも真っ白に染められた光景。それを直に見て表現できる言葉があるとしたら、「色を失った純白の美しい景色」。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:帯広市

・シャッター速度 1/200
・絞り f/14
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

しかし、大雪は雪害。美しいだけではないのです。
今回の大雪は警報が出た時間もありましたので、間違いなく私たちの生活に様々な支障を与えています。

大事な予定があって、スケジュールをうまくこなせず悔やんだ方も大勢いたと思います。
雪かきも大変でしたよね。運転はハンドルが取られることもありました。

雪害は雪国で住む以上、必ず毎年直面するさだめとも言えます。

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:十勝平野

・シャッター速度 1/640
・絞り f/16
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

Sitakke

・撮影日:2026年3月
・場所:十勝平野

・シャッター速度 1/640
・絞り f/13
・ISO 640

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

カメラで写し出す光景はきれいだったとしても、その麓の生活では大雪で苦労している方も当然います。

「雪国の美しさと厳しさ」。
今回の写真から、そのどちらの気持ちも伝わっていれば幸いです。

追いかけていた春の背中は、この雪がとけ始めればまた姿を現します。
これから待っている、様々な色に染まる鮮やかな花じゅうたんの世界が楽しみです。

ご覧いただきありがとうございました!

Sitakke

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」「クマと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2026年3月)の情報に基づきます

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