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同僚に妊娠を伝えたら、目を合わせてくれなくなった。後日、彼女の『不器用な優しさ』に「胸が詰まる」

  • 2026.3.26

不妊治療を経て妊娠、退職を報告した親友同僚の態度が急変。
祝福の裏で距離を感じ、『嫌われた?』と不安が募る日々。
迎えた退職日に手渡された一通の手紙に、胸が揺さぶられることに──。
今回は筆者の知人から聞いた切なくも温かなエピソードをご紹介します。

画像: 同僚に妊娠を伝えたら、目を合わせてくれなくなった。後日、彼女の『不器用な優しさ』に「胸が詰まる」

妊娠を同僚へ報告

これは、5年間に及ぶ不妊治療の末、ようやく命を授かったときのお話です。

そのときは会社員でもう10年ほど働いており、それなりにキャリアを築いてきたつもりでした。

そのためとても悩んだものの、今しかない子どもと一緒にいられる時間を大切にしたいと思い、退職を決意。

そこで長年一緒に働き、仕事も私生活も支え合ってきた同僚に真っ先に妊娠と退職の報告をしました。

彼女は満面の笑みで、
「本当におめでとう!」
と言ってくれたのですが、少しずつ変化が……。

嫌われた?

だんだんと雑談は減り、目も合わなくなるように。

話しかけてもそっけない返事ばかりでよそよそしい態度を取られるようになってしまったのです。

『幸せ自慢に見えたのかも』
『急な退職で、彼女に仕事の負担を押しつけてしまうのが嫌なのかな』

彼女との心の距離を感じるたびに、悪い想像ばかりが膨らんでいき、申し訳なさと悲しさで落ち込んでいました。

でも後々その理由が判明することに……。

退職日、最後の挨拶を終えた私に、彼女は一通の手紙を渡してくれたのです。

同僚の想い

「おめでたいことなのに、あなたがいなくなるのが寂しくて辛くて、どうしても感情の整理がつかずに距離を置いてしまった」
「あなたは同僚以上で家族のような存在」
「冷たくしてごめんなさい」

帰宅後にその手紙を読み終えた瞬間、彼女の本当の想いを知って胸が詰まり、思わず電話をかけました。

すると電話越しに彼女は泣きながら謝ってくれたうえに、改めて妊娠を祝福してくれたのです。

拒絶だと思っていた態度は、別れを受け止めきれない不器用な愛情だったのだと気づき、心からホッとしました。

その後

無事に出産した今も連絡は続き、娘の成長を一緒に喜んでくれています。

人はときに、大切だからこそ急な変化に戸惑い、自分を守るために距離を取ってしまうことがあります。

その事実に気づけたことで、私は人との別れをそれほど怖がらずにいられるようになりました。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

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