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運動会の担当、会議で決定するも…終了後に同僚「自分の仕事ではない」→振り回された教員が明かす"職員室の理不尽"

  • 2026.5.4
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。
元教員ライターのkntです。

教員の繁忙期は間違いなく4月です。

新しい先生や生徒を迎え、環境が変わる中、組織として良いスタートを切るためにも4月は本当に大切です。
そんな4月はみなさんあっぷあっぷしています。そんな中よく起き得る現場のリアルをお話しさせてください。

4月のスタートで一年の運命が決まる

教員の4月は本当にバタバタです。

教員にとって、4月はまさに怒涛の勢いで過ぎ去ります。

特に最初の一週間は、連日のように会議が重なります。

そこでは年間計画から校内組織、学級編成まで、学校運営の根幹に関わる重要な決定が下されます。もちろんこれらは突発的に決まるわけではなく、前年度からの継続的な議論が「正式決定」として共有される場でもあります。

しかし、各担当から膨大な運営計画が事細かに伝達されるため、現場は完全な情報過多に陥りがちです。

処理しきれずに戸惑う初任者(新卒)や、慣例化しているがゆえに危機感を持ちにくいベテラン層など、情報共有の難しさが浮き彫りになる時期でもあります。

こうした多忙を極める状況下では、組織運営において「理不尽」と感じる摩擦が生じることも少なくありません。

意思決定のプロセスがもたらす課題

4月は伝達事項が膨大になるため、担当者は要約して伝える努力をしますが、中には単なる確認だけでなく、全職員の「承認」や「議論」を必要とする項目もあります。

会議への参加態度は、積極的に発言する人から静観する人まで様々です。

ここで課題となるのが、会議の場では異議を唱えず、決定した後に「納得がいかない」と再考を求める、いわゆる「後出し」のケースです。

具体例を挙げましょう。私は以前、運動会の主担当(責任教員)を務めていました。

9月開催の行事ですが、準備は5月から始まるため、年度当初の役割分担は非常に重要です。

負担の大きい業務については、不公平感が出ないよう明確な基準を設けて割り振りを行い、会議でも全員の承諾を得ました。

しかし終了後、一人の先生から「経験がないので難しい」「自分の仕事ではない」と、辞退の申し出がありました。

一度組織として合意した決定を個人の事情で覆すことは、組織全体の再編を強いることになり、非効率な作業を生みます。

最終的には調整がつきましたが、こうした「決定プロセスの形骸化」は、多くの教員が経験している現場特有の課題かもしれません。

組織の健全性とモチベーションの維持

会議で合意した業務が後から見直される事態が続くと、特定の教員に業務が集中し、周囲の不信感やコミュニケーション不全を招くリスクがあります。

特に、意欲ある若手教員がこうしたしわ寄せを吸収し続ければ、早期離職や心身の疲弊に繋がりかねません。

業務量と正当な評価が必ずしも連動しにくい環境下で、いかに組織全体のモチベーションを維持するかは、現代の学校教育が直面している大きな壁です。


ライター:knt
中部の公立中学校で10年、生徒たちと向き合ってきました。
離れて気づいた教員の大変さであったり、現場の先生方への尊敬。現状などをみなさんにお届けします。


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