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「毎日同じ服」と笑っていたママ友の子供が作文コンクールで読み上げた内容に、私は何も言えなくなった

  • 2026.3.24
ハウコレ

私はいつも、ママ友の服を見て笑っていました。ブランド服を着こなすことが自分のステータスだと信じていたからです。そのママ友の子供が作文を読むまで、自分がどれほど浅い人間だったか気づきませんでした。

ブランド服という「ものさし」

私にとって、服は自分の価値を証明するものでした。シーズンごとに新作を買い、保育園の送り迎えにもブランドバッグを持って行く。周りのお母さんたちが「素敵ですね」と言ってくれるたびに、私の心は満たされていました。

だからこそ、いつも同じような地味な服を着ているあの人が気になったのです。笑っていたのは見下していたから。今ならそう認められます。でもあの頃の私は、「アドバイスしてあげている」くらいに思っていたのです。 

「親切」のつもりだった言葉

参観日に「ねえ、よかったらうちの着なくなった服あげようか? けっこういいブランドだよ」と言ったとき、私は本当に親切心のつもりでした。でも周りが笑った瞬間、あの人の表情が一瞬だけ固まったのを、私は見ていました。見ていたのに、何も構わずにそのまま話を続けたのです。

あの場で目を伏せたお母さんがいたことにも気づいていました。それでも「私は間違っていない」と思い込もうとしていました。周りのお母さんたちから笑いが起きたことを、自分への賛同だと受け取っていたのです。

あの作文が読まれた瞬間

作文コンクールの授賞式。最優秀賞があのママ友の子供だと聞いて、軽い気持ちで聞いていました。「お母さんの服」というタイトルが読み上げられたとき、隣のお母さんと顔を見合わせて笑いかけました。

けれど、作文の中身が進むにつれて、笑えなくなりました。「ママはぼくの塾のお金のために、自分の服を買わないんだって知っています」。その一文が会場に響いたとき、会場は静まり返りました。

そして...

あの子は最後にこう読みました。「ぼくは、おしゃれじゃなくてもがんばっているママが大好きです」。会場に拍手が広がる中、私は下を向くことしかできませんでした。あの人が毎日同じ服を着ていた理由を、私は一度も想像しようとしませんでした。

「お金がないから」と決めつけて、笑って、お下がりまで提案して。ブランド服で着飾った自分と、子供のために何も買わないあの人。どちらが本当にみじめだったのか。帰り道、自分のバッグのロゴが急にみっともなく見えて、鏡を見ることができませんでした。

(30代女性・専業主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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